カマキリには、いろいろな種類が存在します。
その中でも、特に変な(?)名前のカマキリが
「ボクサーカマキリ」と呼ばれるカマキリですね。
ボクサーとは…!?
となってしまいますよね笑
日本では生息していないカマキリなのですが
他の種類とは異なる面白い特徴も
存在しているカマキリです。
この、ボクサーカマキリについて
解説していきたいと思います。
生息地はどこ?日本にはいないの?
まず、日本にいるのかどうか、ですが、
上でも書いた通り、ボクサーカマキリは
日本には生息していません。
そのため、基本的には日本国内で
このカマキリを見かけることはできない、
ということになります。
日本国内でよく見かける個体としては
オオカマキリだとか、チョウセンカマキリだとか、
ハラビロカマキリだとか、そのあたりの個体になります。
で、このボクサーカマキリの生息地ですが
東南アジアを中心に生活しており、
マレーシアやインドネシアなどで、その姿を
見ることができる、ということです。
まぁ、なかなか普通に生活しているだけでは
その姿を拝むことができないカマキリになります。
名前の由来は?
ボクサーカマキリ、という名前は
その名の通り、ボクサーから取った
名前のようです。
どうしてそんな名前になったのか、と言うと…
カマの部分が、ボクシングのグローブをはめたかのような
円形の形に見えるようなこと、
そして、カマを振り上げたときの威嚇のポーズが、
ボクサーのファイティングポーズなどに見えることなどから
この名前がついているようです。
ボクサーカマキリからしてみれば
そういう意味じゃないんだよ、って気分かも
しれませんが、そういう名前に
なってしまったわけですね。
特徴は?他のカマキリとの見分けは?
ボクサーカマキリの特徴は、
カマの周辺が円形状のような感じに
なっていることでしょうか。
文章だけで説明するのはなかなか難しいですし、
イメージしにくいと思いますので
写真を見ていただくのが一番早いと思いますが、
私自身がボクサーカマキリと実際に遭遇したことが
ありませんので、写真が手元にありませんし、
フリー素材の写真は見当たらなかったので
ここには載せることができません(汗)
ボクサーカマキリ、とでも画像検索
して頂ければすぐに画像は出てくると思うので
分かりやすいと思います。
身体のサイズは?
ボクサーカマキリのサイズは
どのぐらいなのかどうか。
サイズだけで言うのであれば
他のカマキリと比べると、比較的小さい部類の
カマキリとなっており、
日本でよく見かけるオオカマキリやチョウセンカマキリなどと
比べると、遥かに小型のカマキリとなっています。
ポーズには迫力がありますが
大きさの面で言えば、他のカマキリよりも
迫力に欠ける…
そんな感じにになりますね(汗)
餌は何を食べるの?
ボクサーカマキリも、餌の部分のお話をするのであれば
他のカマキリと変わりありません。
カマキリ肉食の昆虫なので、
ボクサーカマキリも「肉」を食べることになります。
自然界ではほかの昆虫をそのカマで
捕獲して、それを食べる、ということになります。
成虫になるにつれて、身体も大きくなるわけですから
自分のサイズに合う餌(獲物)を食べることになりますね。
飼育環境下の場合は、飼い主があげる餌を
食べることになりますが
生きている昆虫ではなく、ソーセージだとか
そういった肉類も食べます。
ただし、他のカマキリと同じく、
カマキリは”動いているものしか餌として認識しない”
性質があるため、餌を虫かごなどの中に
放り込んでおくだけでは、それを自主的に
食べてくれるようなことはありません。
エサとしてあげようとしているものを
ボクサーカマキリに、餌として認識してもらうためには、
あげたい肉類を、カマキリの目の前で
動かしてあげる必要があります。
動かしてあげることで、カマキリはそれを餌として
認識して、捕食してくれます。
これは、ボクサーカマキリに限らず
カマキリ全般に有効な方法なので
覚えておくと良いですね。
寿命はどんな感じ?
寿命に関しては
ボクサーカマキリ自体の寿命の
情報はあまり見かけられませんが
カマキリ全般のお話をするのであれば、
それほど寿命は長くありません。
前年の秋から冬に産卵が行われて
次の春に孵化し、夏にかけて
脱皮を繰り返して成虫になっていきます。
その後秋にかけて交尾活動などを行い、
最後には秋~冬にかけてその命を
散らせていく…という感じになりますね。
何年も生きるような昆虫ではなく、
非常に短命な昆虫である、ということになります。
もしも飼育する場合は、それほど長い時間一緒に
いることができるわけではないので、
大事にしてあげたいものです。
威嚇の動作が特徴的
ボクサーカマキリの威嚇の動作は
他のカマキリと同じように、
鎌を振り上げるようなポーズを
取る感じですが、
この際のポーズが、ボクサーの
ファイティングポーズに似ている、
と言われています。
(カマの形が特徴的なことも、
そう見える要因の一つになっていますね)
鎌を出したり引っ込めたりする様子は
シャドーボクシングに似ているなどとも
言われていて、
日本のカマキリではあまり見ることのできない
特徴的な雰囲気を漂わせているカマキリに
なっています。
ただし、先ほども書いたように、日本国内には
生息していないため、
直接見ることはなかなか難しいのが現実です。
ただし、ネットには動画や写真が転がっているので
そういったものを見てみるといいですね!