カマキリが怪我をしてしまった場合はどうすれば?対処法は?

病気・体調不良

もしも、飼育しているカマキリが怪我をしてしまったり、
外で見つけて飼育しようと思ったカマキリが
怪我をしていたりした場合は、どうすれば良いのでしょうか。

カマキリが怪我をしてしまった場合に、
飼い主側で何かすることはできるのかどうか、
治療方法などはあるのかどうか、
この点について解説していきます。

怪我を治療するのは難しい

最初に、結論の部分のお話になってしまいますが、
カマキリが怪我をしてしまった場合、
その治療を行うことは
現実的には非常に困難で、カマキリの怪我を人間側で
治療することは、とても難しいです。

基本的には”治療することはできない”と、
思っておいた方が良いと思います。

自分が大事に飼育しているカマキリが
怪我をしてしまったりすると、
とても悲しいとは思いますし、
”何かしてあげたい”と思うかもしれませんが、
残念ながら、ケガをしてしまったカマキリを
治療することは、現実的には非常に難しいです。

カマキリ自体の回復力に期待するしかない

カマキリが怪我をしてしまった場合、
最終的にはカマキリ自体の回復力に期待するしかない、
というのが答えで、
カマキリ本人に頑張ってもらうしかない…ということになります。
一応、飼い主側が心がけたほうが良いことも、
あるにはありますので、それは後述しますが、
怪我に関しては、最終的にはカマキリ自体の治癒力に
期待していくしかありません。

ただ、カマキリも怪我をする=絶対に回復しない、ということではなく、
怪我をしてもなんとか回復できるケースもあれば、
怪我が完全に治ることはなかったとしても、
とりあえず命に別状はない状態…ということも考えられますので、
カマキリが怪我をしてしまった場合でも、
必ずしも”もうどうすることもできない”ということでは
ありませんので、その点に関しては
希望は全くないわけではありません。

怪我をした場所に負担を与えないようにする

カマキリが怪我をしてしまった場合、
飼い主がカマキリ自体を治療してあげたり、
人間のように手術をしてあげたりすることはできません。

しかしながら、飼い主にできることは全くないわけではなく、
飼い主側ができることとしては、
”カマキリが怪我をしてしまった場所になるべく負担を与えないようにする”
と、いうことですね。

これはどういうことかと言うと、
カマキリが怪我をしてしまった部分を心配して、
人間が手で触れたり、その場所をいじってしまったり、
治療してあげようとして、”余計なこと”をしてしまったり…
こういうことをしないようにする、ということです。

飼育しているカマキリが怪我をしてしまった場合、
気持ちは十分分かるのですが、
それでも、その場所を触ってしまったり、いじったりしてしまうと、
余計にカマキリの怪我が悪化してしまう可能性も十分に
ありますし、少なくとも”飼い主が何かをしたからと言って”
カマキリの傷が癒えていくようなことはありませんので、
飼い主にできることは
”カマキリの怪我をした部分に触れないようにする”と、
いうことになります。

これは非常に大事なことなので、
どうしても心配な場合でも、”絶対にやらないように”
注意してください。

基本的に”直接触れるような構い方はしないようにして、
ゆっくりさせてあげる”と、いうことが重要になります。

病院などはない

昆虫を治療するような病院は
基本的にはありません。

全国を細かく探せば、診てくれるようなところも
あるかもしれませんが、
仮に診察をしてくれるようなところがあったとしても、
カマキリの怪我の治療をすることは
人間には難しいため、
どのみち、カマキリの怪我を綺麗さっぱりと
治してしまうようなことはできません。

むしろ、そういった病院に連れまわすような行為は
逆にカマキリにとっての負担となってしまいますので、
大人しく、自宅でなるべく負担をかけないようにすることが
望ましいです。

できるだけ怪我をしないような飼育を

カマキリは、ケガをしてしまうと、
飼い主側がどうこうしてあげることは
現実的には難しいです。

ですので、飼い主にできることとしては、
”できるだけ怪我をしないように飼育してあげる”と、
いうことですね。

見つけた時点でケガをしていたような場合は
どうすることもできませんが、
飼育中の怪我に関しては、下記のような点に
気を付けることで、ある程度カバーすることは可能です。

・必要以上に構いすぎない(カマキリに直接触れるような遊び方は
最小限にする)

・カマキリを飼育する環境に注意する
(落下したときに怪我をしてしまいそうな配置をしないようにする)

・カマキリ同士を同じ環境で飼育しない
(カマキリとカマキリは基本的には一緒に飼育しないほうが良いです。
場合によっては共食いなどでケガをする可能性があります)

・カマキリを放し飼いにしない
(放し飼いにしてしまうと、飼い主との思わぬ接触事故や、
他に猫や犬などを飼育している場合に怪我をしてしまったりと
色々なことが起きる可能性があります)

このような点に気を付けることで、
”飼育環境下でのカマキリの怪我”のリスクを
下げることが可能になります。

上記のことを全て気を付けたとしても、
もちろん”100%”カマキリの怪我を防ぐことができるわけでは
ありませんが、
その可能性を下げること自体は可能ですので、
自分に可能な範囲内で、しっかりと気配りを
していくようにしましょう。

それでも怪我をしてしまうこともあるかもしれませんが、
その場合は、前述の通り”見守る”ことが大事になります。

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