仕事が忙しい…
そんな人でもカマキリの飼育はできるのかどうか。
実際にカマキリを飼育した経験談を元に、
解説していきます。
無理をすることは禁物ですが、
中には”仕事は忙しいけれど、カマキリは飼育したい”と、
考えている人もいるとは思います。
そんな方のために、カマキリの飼育は可能かどうかを
解説していきます。
世話には時間はかからない
カマキリ自体は、世話をするのにそれほど
時間はかからず、しっかりとエサ・水を与えていれば
あとは、放置しているような状態でも、
基本的には問題はありません。
犬のように散歩が必要になったりだとか、
そういったことはないので、
全体的に考えれば”飼育にかかる時間”というものは
それほど長いものではありません。
ただし、あくまでも飼育にかかる時間がそれほど
長くはない、というだけの話であり、
”ちゃんとやるべきことはやらないと”カマキリが
命を落としてしまうことになりますので、
そのようになってしまわないように、注意は必要になります。
帰宅すらできない場合は厳しい
”忙しい”と言っても、色々なパターンがあると思います。
例えば、毎日残業続きだけど、一応”家に帰る”ことは
できる…という場合に関しては
自分の体力や気力さえ持てば、カマキリを飼育すること自体は可能で、
短時間であっても、エサをあげる時間、そして水分を与える時間さえ
確保できれば、特に問題はなく、
カマキリが命を落とすようなことにはつながらないかと思います。
しかしながら、長期の出張だったり、
出張でなくても、数日間家に帰れないぐらい忙しい仕事の場合に
関しては、これは少しカマキリの飼育はは厳しいので、
注意が必要です。
と、言うのも飼育環境下のカマキリには、
人間が直接エサを与えないと食事をしてもらうことは
難しく、例えばソーセージの破片などを虫かごの中に
放置していたりするだけでは、カマキリはそれを食べてはくれません。
カマキリにエサを食べさせてあげるためには、
”動いているもの＝獲物”だと認識させないといけないので、
ソーセージを横たわらせておいても（静止しているため）、
それをエサとして認識してくれることはなく、
カマキリはソーセージを食べません。
かと言って、留守にしている間、生きている昆虫をエサにするのも
なかなか難しいでしょう。
また、カマキリには水を与える必要がありますが、
水に関しても、水飲み場を虫かごの中に入れておいても、
自ら積極的にその場所に歩いていくようなことはあまりなく、
最悪の場合、水を飲んでくれないまま、カマキリが命を落としてしまう
可能性も0ではありません。
水に関しても、飼育環境下の場合は、
定期的に霧吹きなどで、カマキリ自体がすぐに水に気付くような形で
撒いてあげるか、スポイトなどで直接、カマキリの口の近くに
水を持って行ってあげるかして、飲ませてあげないといけないので、
人間がいれば、食事と水、その両方を合わせても10分もあれば十分に
行える作業ではありますが、
自分自身が家を一定期間留守にしてしまうようなほど
忙しい場合だと、この間、カマキリにエサや水を与えることが
困難になってしまいますので、
”家に帰ることができない忙しさ”の場合に関しては
カマキリを飼育することは、難しいかと思います。
（移動先に持って行くことができるなら別ですが
あまり人間の都合に合わせて移動ばかりさせていると
当然カマキリにとっても、負担になっていってしまいますので、
あまり良いことではないのは確かです）
同居している人がいるのであれば…
自分自身が家に帰ることが
できなかったとしても、もしも同居している人が
自宅にいるのであれば、
その人にエサや水やりをお願いすることで、
カバーすること自体は可能です。
ただ、当たり前のことではありますが、
あなたがカマキリのことを好きだからと言って、
同居している人も、カマキリのことが好きだとは
限りません。
当然のことながら、カマキリが苦手な場合もあるでしょうし、
その人自身も忙しいかもしれません。
ですので、あくまでも強制するのではなく”お願いする”立場だと
いうことは忘れないようにしてください。
ここの部分を忘れてしまうと、トラブルに発展してしまう
可能性もあるので注意です。
また、カマキリは”昨日まで元気だったのに急に命を落としてしまう”
ことも、あるにはあるので、
例えば1週間の出張で、同居家族にカマキリの世話をお願いして、
帰って来た時に、カマキリがダメになってしまっていたとしても、
”家族のせい”にしないようにしてください。
もしも、そういったことを自分がしてしまいそうだと思うのであれば、
カマキリの世話を人にお願いすることはおすすめできませんし、
自分一人で完結できないのであれば、カマキリの飼育は諦めましょう。
仕事によっては職場で飼育しても…
例えば、自分でお店をやっている、など、
自分の仕事が特殊なケースの場合に関しては
”職場でカマキリを飼育する”のも、一つの選択肢です。
自分自身の会社だったり、お店だったりするのであれば
職場にカマキリを置いておいても、特に問題はないでしょう。
そうすれば仕事の合間に水を与えたりすることもできます。
ただ、当たり前のことですが、
カマキリの世話ばかりしていて、仕事を全然しなくなってしまった！
みたいのはNGなので、そういうことはないように
注意しつつ、飼育するようにしましょう！
なお、家⇔職場の行き来を何度も繰り返すと
カマキリの負担になってしまいますので、その点は注意です。
