カマキリは「生きたエサ」を与えないとダメなの?寿命が縮んだりはする?

エサ関連

カマキリのエサとして
よく挙げられるのが、
”生きたエサ”です。

つまり、バッタなど、他の昆虫…ということですね。

しかし、飼育するにあたり、
なかなか生きている他の虫を入手するのは
難しいと思いますし、人によっては生きている他の昆虫が
食べられる場面を見るのは辛い、という人や、
生きている他の昆虫を気持ち悪いと感じてしまう人もいるでしょう。

確かに、自然界ではカマキリは生きているエサを食べますが、
飼育の際に”どうしてもあげたくない場合”はどうすれば良いのでしょうか。

この点を解説していきます。

餌は「生きたエサ」以外でも大丈夫

飼育環境下の場合
”しっかりとエサを与えること”は前提ですが、
しっかりとエサを与えてさえいれば、
そのエサが”生きているエサ”でなくても基本的には
問題はありません。

私も、職場(店)で、カマキリを飼育した際に、
生きたエサを店先で提供するのは
流石に困難であったために、肉類などを中心に
”生きてないエサ”(人間の食べ物)を与えていましたが
当然、普通にそのカマキリは生きていましたし、
寿命としても一般的な個体や、通常の個体よりも長めに
生きるような個体もいたぐらいです。

そのため、生きたエサを与えないとカマキリは
ダメになってしまう…と、いうようなことはなく
ソーセージだとか、牛肉だとか、
そういった、人間が食べるようなものを
ちゃんと与えていれば、
”生きたエサ”を必ずしも、与えなくても大丈夫なので、
その点に関しては安心してください。

生きたエサ以外であっても、
ちゃんとカマキリは食べてくれますし、
しっかりと忘れないようにエサを与えていれば
それが原因で命を落としてしまう、と言う可能性は
低いかと思います。

大事なのはエサと水をしっかり与えること

カマキリを飼育する上で大切なことは、
エサとして与えるものが”生きているかどうか”ではなく、
エサと水を、カマキリに対して忘れずに
しっかりと与えること、に、なりますね。

カマキリはエサと水、そのどちらが欠けても
生きていくことはできません。
エサが生きているかどうかではなく、
エサ自体をあげることを忘れないようにし、
その上で、忘れずに水を与えるようにすること、
を徹底してください。

これさえ守れていればカマキリの食料問題については
そんなに難しく考える必要はありませんので、
生きたエサの確保が難しい場合や、
生きたエサなどを与えることに抵抗がある、という場合に
関しては、無理に生きたエサを与える必要はありませんので、
この点は安心してください。

生き物以外を与える場合は自分の手で動かす

カマキリに”生き物以外”を与える場合に関しては、
そのままでは、ほとんどの場合、カマキリは
エサとして認識してくれないので、
人間の手で動かしてあげる必要があります。

カマキリのいる虫かごの中に、
エサをそのまま放り投げておいても、
カマキリはそのエサを食べてはくれません。

その理由としては、カマキリは
”生きているもの”を野生の環境下ではエサにしているため、
”動いていないもの”は、エサとして認識してくれないのです。

そのため、ソーセージだとか牛肉だとか、
そういった”今現在生きているわけではないもの”を
食べてもらうためには、
カマキリに”エサとして認識してもらう必要”があるので、
虫かごの中に直接放り投げたりするのではなく、
つまようじやピンセットなどでそれを持ち、
カマキリの視界の前で動かしてあげる、ということが
重要になります。

それをすると、カマキリは”動いている”=”獲物”だと認識してくれて、
エサを食べてくれるので、
生き物以外を与える場合に関してはしっかりとカマキリの前で動かす、
ということを、覚えておきましょう。

苦手な場合は無理をする必要はない

生きている虫をエサとして与える…というのは
カマキリは好きだけどあまり虫自体は得意じゃない人や、
生きている虫の入手が難しい人は、
無理をして、生きている昆虫などを与える必要は
ありません。

実際に、生きているエサではないエサであっても、
カマキリの寿命が、それが原因で縮むようなことは
基本的にありませんので、
その点は安心してください。

カマキリ本人に直接聞くことはできませんので、
カマキリにとってはどちらがいいのかは分かりませんが、
飼育する上で、”生きている虫を与える”ということが
飼い主にとってストレスになってしまうと、
苦痛になると思いますし、
苦痛を感じながら飼育されることは
カマキリにとっても決してプラスにはならないでしょう。

そのため、生きている虫を与える、ということが
難しい場合に関しては無理をする必要はありませんし、
これまで書いて来たように、生きている虫を与えないと、
寿命が縮まってしまうだとか、
そういったことはありませんので、
自分なりに無理をせず、対応していくのが良いかと思います。

まとめ

野生のカマキリは生きている昆虫などを
基本的に食べていますが、
それを食べないと生きていけないわけではなく、
飼育環境下であれば、人間の食べる肉類などを中心に
”生きていないエサ”を与えることもできますので、
この点は、自分の生活スタイルや、自分の考え方に応じて
やりやすいほうを選んでいけば良いかと思います。

ただ、生きているエサ以外をあげる場合は、
そのままカゴの中に放り投げておいても
”勝手に食べてくれる”なんてことはありませんので、
この点は注意するようにし、
しっかりと人間がつまようじなどでエサを動かし、
カマキリに認識させてあげる必要があります。

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