カマキリの飼育を途中でやめたくなった場合はどうすれば?

飼育

カマキリの飼育を始めたけれど、
途中で「飼うのをやめたくなった…」なんて
ことも、場合によってはあるかもしれません。

そのような気持になってしまった場合は、
どうすれば良いのでしょうか。

カマキリの飼育を途中でやめたくなって
しまった場合の対処方法を解説していきます。

「逃がす」のがベスト

カマキリの飼育を途中で
やめたくなってしまった場合は、
早い段階で逃がしてあげて下さい。

と、いうのも、飼育すること自体の
やる気がなくなってしまったりして、
餌や水やりを忘れてしまうようなことがあれば、
カマキリが命を落としてしまうことになりますし、
適当な飼育をされれば、カマキリ本人にとっても
やはり、苦しい生活を強いられることになるでしょう。

「もう飽きてきた」だとか
「飼育できない事情がある」だとか、
そういった場合に関してはまずは”逃がす”ことを
検討してみてください。

逃がすこと自体は悪いことではありませんし、
カマキリからしてみても
”適当に飼育される”よりかははるかにマシなはずです。

”飼育をやめたい”と感じたら
逃がしてあげる…
それが、大前提であると覚えておきましょう。

逃がしても問題はないの?

カマキリを逃がすこと自体は、
法律的にも、何も問題はありません。
実際にカマキリを逃がしている人もたくさんいますし、
私自身も一時的に保護的な感じで数日間だけ
飼育していたカマキリを逃がしたこともあります。

法律で「カマキリを逃がしてはいけない」などという
法律はありませんから
(※カマキリ以外の動物・昆虫は種類によってはアウトなものも
ありますので、カマキリ以外の場合は注意してください。
また、カマキリの場合でも、海外にしかいないような特殊な
個体の場合は、各自で確認してください)、
飼育できない、と感じたら逃がす、というのは
一つの選択肢になりますね。

ただし、あまり前のことですが、
カマキリとは何も関係のない施設内で逃がしたりだとか
(例えば図書館など)、
他人の家や敷地内に勝手に放り投げたりだとか
そういうおかしな行為をすれば、問題になる可能性はありますので、
そういう変なことはしないようにしてください。

それさえ守っていれば、カマキリを逃がすのは、
個人の自由です。

逃がす時はどうすれば?

近場の草木のある場所や、木の側など、
元々野生のカマキリがいるような場所に
置いてきてあげる、というのがベストに
なるかと思います。

そのあと、どうなるかは、あとはそのカマキリ次第ですが
少なくとも、↑のような場所に置いておけば
「逃がす場所が悪くて命を落としてしまった」と、
いうことになる可能性は低いです。

逃がした後に、自然界に生息する他の昆虫などに
襲われてしまったとしても、
言い方はあまり良くないですが、それは「一つの運命だった」
ということなので、仕方のないことです。

ただし、車がたくさん通行している大通りだとか、
川に放り投げたりだとか、
人ごみに置いたりだとか、
そういった場所に逃がしてしまうようなことがあれば
”逃がす場所が悪かったせいで”
カマキリが命を落としてしまう可能性は十分にあります。

そうなってしまうと、やっぱり後味も悪いと思いますから
草むらに逃がす、など、最低限
カマキリの身に危険が及ばないような自然のある場所に
逃がしてあげるのがベストです。

決断したら引き返せない。よく考えて

当たり前のことですが、
カマキリは一度逃がせば、恐らくはもう
再会することは難しいです。

家の周りなどに逃がした場合、
同じような場所にまた戻ってくる、と、いうような
事例はありますが、
それでも、やはり、確実に再会できるとは限りません。

カマキリを逃がす場合は
「もうこのカマキリと会うことはできなくなる」と、
いうことをよく頭の中で考えて
”どうするべきか”を慎重に考えるようにしましょう。

後から「やっぱりあのカマキリを逃がすんじゃなかった…!」
なんて思っても、その時になって
逃がしたカマキリをもう一度発見する…
というのは”かなり”困難です。

そのようなことになってしまわないためにも、
カマキリを逃がす際にはよく考えてから
逃がすようにしましょう。

逃がしたカマキリとは、もう会うことはできない、
と、いうことは覚えておきましょう。

逃がしたあとはどうなるの?

逃がされたカマキリは、そのまま自然環境で
野生のカマキリとして生きていくことになります。

当然、その日のうちに命を落とす可能性もありますし、
その後も元気で長生きする可能性もあります。

一つ言えることは、
逃がした際に場所さえ間違っていなければ、
仮にカマキリがそのあとすぐに命を落としてしまっても
それは、あなたのせいではありません。

と、いうのもカマキリは自然環境では
毎日毎日命懸けで生きています。

外敵に襲われることもありますし、
人間の手で命を奪われる(例えば車など)ことも
あるわけです。

こればっかりは、人間にはどうすることもできないことであり、
逃がしたカマキリも、元々自然で生きているカマキリも、
見かけた次の日に生きているかどうかは
分からない…それが”自然界”です。

なので、逃がしたカマキリがどのように生きていくかは
分かりませんが、
少なくとも、カマキリ目線で考えれば”自由”は格段と増しますから、
そのまま飼育されていた方が幸せだったのか、
そうでなかったのかも含めて、
人間には分からないことであり、
逃がしたあとのことは、あとはそのカマキリ本人に
任せるしかありません。

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