虫が嫌い…
そういう人も、世の中にはたくさんいると思います。
しかし、中には虫嫌いでも
”カマキリ”には興味がある、という人もいると思いますし、
害虫は大の苦手だけど、カマキリなら大丈夫かもしれない！と、
そう思っている人もいるかもしれません。
実際のところ”虫が嫌い・苦手”な人でも
カマキリを飼育することはできるのかどうか、
この点について詳しく解説していきます。
極度に苦手な場合はおすすめしない
カマキリは害虫と呼ばれるようなことは
少ないですし、
一般的には”気持ち悪い”と思われるような昆虫の
扱いは受けていません。
（ゴキブリとか、カナブンとか、そういう感じの
扱いとは異なりますよね）
ですので、虫が苦手な人、嫌いな人の中にも
”カマキリなら大丈夫かもしれない”と、
そう感じている人もいると思います。
しかしながら、実際に飼育してみると分かりますが
カマキリもやはり”虫”ですから、虫らしい動きはしますし、
虫が苦手な人にとっては
絵で見たり、写真で見たりするカマキリとは
やはり、またイメージは変わって来るかと思います。
そのため、虫が”ある程度”苦手なぐらいであれば
人によっては大丈夫だとは思いますが
虫が”極度に”苦手な人の場合は、
自分でカマキリを飼育することは、あまりおすすめできません。
カマキリも「虫」
カマキリは、害虫的な扱いを受けていることは
少ないので、可愛らしく見えることもあると思いますし
虫が苦手な人でも（見る分には）カマキリなら大丈夫、
と、そう感じるような人もいるでしょう。
しかし、カマキリもやはり”虫”なので、
上でも書いたように、虫っぽい動きをすることは
よくあります。
極端な話をすれば、
成虫の場合は急に飛んだりすることもありますし、
触覚がうねうねと動くこともあれば、
胴体を奇妙にくねらせたりするようなこともあります。
また、カマキリが成虫以外の場合は
脱皮をするようなこともあります。
さらに、メスのカマキリの場合は産卵などを
行うこともあるので、
突然卵を生み出したり、
場合によってはハリガネムシと呼ばれる寄生虫が
体内に寄生していて、状況によっては、
カマキリの体内からそれが外に出て来るようなことも
考えられます。
虫が苦手な人・嫌いな人の中で
”カマキリなら大丈夫かな？”と感じる場合は
↑のようなことにあなた自身が耐えられるかどうか、ということを
よく考えてみて下さい。
もしも”きついな…”と思うのであれば、
無理はしない方が良いと思います。
パニックを起こしたりするリスクもある
虫が苦手なのにも関わらず、
カマキリを無理に飼育すると、
カマキリが急に変な動きをした際に
怖くなってしまう可能性も十分にあります。
急に飛んだり、急にハリガネムシが
カマキリの中から出てきたりしたら、
虫が苦手な人にとっては、正直なところ
”かなりきつい”光景になると思います。
例えば急に飛んできたときにびっくりして
カマキリを叩き落としてしまう可能性も
十分にありますし、
もしも反射的にそういうことをやってしまった場合、
カマキリがダメージを受けてしまったり、
最悪の場合は、カマキリが命を落としてしまったり
する可能性もあります。
また、人間が驚いている時にするような動きは
カマキリのことも驚かせてしまう可能性があり、
（急にモノが動いたりするとカマキリも驚きます）
お互いにパニックのような状況になってしまう
悪循環になってしまうことも考えられるため、
注意しなくてはいけません。
思わぬケガや事故に繋がる可能性もありますので、
飼育しているカマキリが”急に飛んだり”
”急にハリガネムシが出てきたり”するような光景を
頭の中で考えてみて”それでも大丈夫と思えるかどうか”
ということをイメージしてみると良いと思います。
想像してみて”うわ…”と思う場合に関しては、
無理はしないほうが良いでしょう。
（ハリガネムシはともかく、飛ぶことは成虫になったあとは
それなりにあることですからね）
扱いを間違えるとケガの恐れあり
カマキリは鋭いカマを持っているので、
扱いを間違えてしまうと”ケガ”をする恐れもあります。
しっかりと注意点を理解して、冷静に飼育することができれば
カマキリも、積極的に人間に攻撃を仕掛けてくるような
昆虫ではありませんので、危険は少ないですが、
カマキリの前でパニックを起こしたりしていると、
そのリスクは高まっていきます。
特に、虫が極度に苦手な人の場合、
逆にそういった攻撃されるリスク（カマキリの急な動きに
驚いたりして、自分も急に手を動かしたりすると
獲物と誤解されて攻撃される恐れもあります）が上がりますので、
そういった点も考えると、虫が極端に苦手な人は、
カマキリの飼育は考えたほうが良いかとは思います。
無理だと感じたら逃がすのも手
虫が苦手な場合、やはりカマキリにも”虫らしさ”を
感じる部分や動きはどうしてもありますので、
あまり飼育はおすすめしませんが、
それでもどうしても飼育したいという場合は、
飼育してみても（極度に苦手な人でなければ大丈夫な可能性も
もちろんあります）良いとは思います。
ただ、飼育を始めてみて
”どうしても無理だ”と感じるような場合に関しては
あまり無理はし過ぎないようにし、
そう感じた場合は”逃がす”ということも
選択肢の一つとして、考えていきましょう。
（逃がす際には草木などの多い場所に逃がしてあげると
その後も上手く生活できる可能性は高まります。
できれば道路とか、そういうところではなく、
自然環境に帰してあげましょう）
