サツマヒメカマキリとは?幼虫の状態で冬を越す!

カマキリの種類

サツマヒメカマキリ…
ほとんど聞くことのないカマキリの一種です。

日本に生息するカマキリの一種ではあるのですが
生息する場所が限られており、
そうやすやすと見つけることはできない
カマキリになりますね
(住んでいる場所にもよります)

この、サツマヒメカマキリは
ヒメカマキリと名前的にも似ていますが
最大の特徴として「幼虫の状態で冬を越す」というものが
あります。

基本的にカマキリは、冬場は卵の状態で過ごして
春になると孵化をする…というスタイルですが
このサツマヒメカマキリはそうではない、ということですね。
色々な種類のカマキリがいますが、珍しいタイプのカマキリです

日本に生息するカマキリの一種

日本には生息していないカマキリなども
存在していますが、このサツマヒメカマキリは
日本にも生息しているカマキリの一種です。

ただし、生息場所は限られており、
日本の場合は九州を中心に
生息しているようですね。

東日本だとか、北海道だとか、
そういった場所で見かけることは
できない、ということになります。
生息地が限られているので、
日本で一般的に見かける
オオカマキリやチョウセンカマキリ、
ハラビロカマキリなどと比べると
見かけにくいのが特徴です。

幼虫の状態で冬を越す

サツマヒメカマキリの最大の特徴は、
上でも少し書きましたが
幼虫の状態で冬を越す、ということですね。

基本的なカマキリは
冬を「卵の状態」で越して
春になると孵化するのですが
サツマヒメカマキリに関しては
このサイクルが通常よりも早く、
幼虫の状態で冬を越す、と言われています。

この点は、カマキリの中でも非常に
珍しい感じになりますね。
成虫が出てくる季節に関しても
若干他のカマキリよりも早く
カマキリの一生のサイクルが、
よく見かけるカマキリたちよちも
早めになっているのが特徴です。

通常のヒメカマキリと比較すると
ヒメカマキリの成虫が出現する主な時期は
秋ごろ(9-11月)と言われていますが
サツマヒメカマキリのほうは5月ー7月と、
ヒメカマキリと比べてもだいぶ早くなっています。

サイズはどのぐらい?

サツマヒメカマキリのサイズは
チョウセンカマキリやオオカマキリと比べると
若干小さく、色々な種類の存在する
カマキリの中では、小ぶりな個体になります。

もちろん、他のカマキリと同じように、
最初は幼虫からスタートし、
脱皮を繰り返していき、大きくなっていくのですが
成虫になった時のサイズが
チョウセンカマキリやオオカマキリと比べると
小さい、ということになります。

餌は何を食べるの?

サツマヒメカマキリの餌は何か。
餌は、ほかのカマキリと同じように
”肉食”となるので、特別大きく変わるような
ことはありません。

ついつい草食だと勘違いを
してしまいそうですが、
カマキリは草は食べませんので、
肉を上げる必要があります。

自然界においては
「他の昆虫」などを中心に食べます。
自分の身体のサイズに合わせた獲物を
そのカマで捕獲して食べる、ということになりますね。

基本的には生きている昆虫を
中心に食べますが、
飼育環境下ではソーセージや鶏肉などの
”生きていない肉”も餌として
与えることができます。

ただ、自分から積極的に食べることはないので、
その点に関しては注意をするようにしましょう。
どうして積極的に食べてくれないのかと言うと、
カマキリは「動いているもの」しか、
餌として認識してくれない、という習性が
あるためです。

そのため、ソーセージや鶏肉など
生きていない肉を与えるためには
カマキリの視線の目の前で、
肉などを動かしてあげる必要があります。

目の前で動かしてあげることで、
ようやく餌として認識してくれて
捕食してくれるようになります。

ただ単にソーセージを放り込んでおくだけでは
食べてくれないので、もしもカマキリを
飼育する場合は、サツマヒメカマキリに限らず、
注意をするようにしましょう。

寿命はどのぐらい?

サツマヒメカマキリの寿命としては
他のカマキリよりも成虫を見かけることのできる
時期が若干早いために、
若干すべてのサイクルが早いカマキリに
なっています。

このあたりも、ちょっと珍しい部分と言えば
珍しい部分のひとつですね。

そのため、冬場にはほとんどの個体を
見かけることができなくなっているのでは
ないでしょうか。

もちろん、全ての個体が全く同じ時期に生まれて
全く同じ時期に命を落としてしまう、ということでは
ありませんが、比較的早い季節に、命を落としてしまう
個体が多いカマキリとなっています。

見た目の特徴は?

サツマヒメカマキリの見た目の特徴には
どのような特徴があるのでしょうか。

主な特徴として挙げられているものは
下記の通りとなっています。

・頭頂部に角状の突起が存在している
・後腿脚の内側前方にヒレ状の三角の形としたの突起がある。
・複眼に特徴的な模様がある。
・前腿脚の上部先半文が内側に湾曲している

と、いう特徴ですね。
なかなか文章では分かりにくいと思いますが
私自身、サツマヒメカマキリと出会ったことは
ないので、写真を撮影できず…
いつか、サツマヒメカマキリと出会える機会があれば
写真も載せていきたいと思いますが
そのためには別の地方に行かないと…
なので、なかなか大変そうですね…汗

パッと見で
あ!これはサツマヒメカマキリだ!というのは
知識がないとなかなか難しいとは思いますし、
何も知らずにカマキリを捕獲した場合、高い確率でそれは
サツマヒメカマキリ以外の個体であるかと思います。

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