飼育をしているカマキリは
悲しいことですが
いつかは必ず寿命を終えてしまいます。
永遠に生きているカマキリになんて
存在しないのです。
そのため、逃がしでもしない限り、
必ずカマキリの最期を
見届けることになります。
では、カマキリが息絶えてしまった場合は
どうすれば良いのでしょうか。
いつまで生きるのか
カマキリがいつまで生きるのか。
これはその個体によっても大きく異なります。
飼育環境下であっても
自然界のカマキリと同じように
秋ごろにはその寿命を終えてしまう
カマキリもいますし、
逆に冬まで生きるカマキリもいれば、
さらにその先まで生きるカマキリもいます
(流石に翌年の夏まで行くのは
厳しいと思いますが)
なので、カマキリがいつまで生きるのか、
ということに関しては
そのカマキリによって異なりますから
一概に言うことはできません。
ただし、いずれにせよ
最初に書いた通り、途中で逃がしたりでも
しない限り、そのうちカマキリは
その生を終えることになりますから
”そのあと”についても
覚えておいた方が良い、というのは
事実になるでしょう。
確認から埋葬までの流れ
確認
まず、息絶えているように見えても生きていることがあります。
私の飼育したカマキリのうち、2代目がそうでした。。
水を口の部分につけてやると、生きている場合は口の部分が
パクパク動きます。
勿論、虫の息であることに変わりはないのですが、
口が動くうちはまだ生きてはいます。
亡くなってしまったら・・
それでも動かなければザンネンながら亡くなってしまっています。
ハリガネムシが出てくる、なんて話もありますが、
老衰の場合、ハリガネムシが出てくることはあまりないような
気がします。
埋葬
カマキリの処理で一番良いのは手近な土に
埋めてあげることですね。。
飼育していた人間たちにとっても、カマキリ本人にとっても、
後味の悪くないお別れができるはずです。。
飼育を始めた以上、どうしても避けることのできない
カマキリの最後
寂しいこともあるかと思いますが、最後までしっかりと
向き合ってあげましょう!
確認について詳しく!
上でも書いた通り、動かなくなったと思っても
ギリギリ生きていることもありますから
口元の動きや呼吸などから確認
するようにしましょう。
が、そういった動きも無くなれば
ほぼ確実に寿命をまっとうした、ということになります。
人間と同じで、基本的に突然生き返ったりだとか
そういうことはありませんから、
動かなくなってしまった時点で、
ザンネンながらお別れ…ということに
なるかとは思います。
ただ、弱ってからどのぐらいで
最後の瞬間を迎えるかは
カマキリによって大きく異なります
急激に調子が悪くなって、その日のうちに…
という個体もいれば
調子が悪くなってから数週間生きていた
カマキリも、私が飼育したカマキリの中にもいます。
基本的には急激に弱まる方が多いですが、
中には這いずった状態でしばらく
生き延びるようなカマキリも実際に
存在しているのです。
埋葬する際の注意点
埋葬場所は、どこでも良いと思います。
自宅付近に土があればそこに
埋めてあげるのが、一番手っ取り早いのでは
ないでしょうか。
しかしながら
注意しなくてはいけない点があるのも事実です。
例えば、人の家の敷地内に勝手に
入り込んでカマキリを埋葬しようとするのは
明らかにNGな行動ですし
場合によっては不審者として
通報される可能性があります。
公園などに埋葬する場合も
周囲から誤解されないように
注意はするようにしましょう。
埋葬の仕方としては、
土をある程度掘って
その中に入れて、上から
土をかぶせてあげる、ということで
良いかと思います。
寂しいかとは思いますが
掘り返したりはしないようにして、
後はそのままそっとしておきましょう。
最終的に、埋葬したカマキリに関しては
そのまま自然に還ることになるかと思います。
埋葬以外の方法としては…?
埋葬以外の方法もいろいろと
あるにはあります。
まぁ、生き物という観点からどうなのか、
という点は置いておいて、
ゴミに捨てる、というのも
方法としてはひとつの方法で
あるかとは思います。
私はしたことはありませんが、
それで自分自身が良いと思うのであれば
別に違法な行為ではありませんし
他人がとやかく言うことではありません。
また、自然環境下にそのままそっと
置いてきてあげるのも良いのでは
ないかと思います。
埋めるまではしなくても、
そうしておけば、ゴミに捨てるよりは
全然カマキリたちにとっても
良い事であると思いますし、
そのうち、自然に還ることになるかと思います。
このように、埋める以外の方法もありますから
その点は覚えておきましょう
個人的なお話を…
私は、飼育していたカマキリが
亡くなった際には、埋葬しています。
そのままゴミ袋にシュートでも
問題は無いのですが
個人的にはちょっとそれはイヤなので…。
どのように埋葬しているか…
というと、
単純に自宅の周りの土を少し掘って、
その中に埋葬しています。
単純ですね。
ある意味小学生テイスト(?)
土の中に埋葬しておけば
掘り起こされる可能性も少ないでしょうし、
誰かに踏まれたりすることもないでしょう。
そのまま自然へと還って行くことになります。
自宅周辺には
3代目、5代目、7代目が。
旧勤務先前には
初代と2代目、4代目が。
私のお店のそばには
6代目、8代目が、それぞれ埋葬されています。
ある意味、カマキリに囲まれているのかもしれません…。
飼育後どうするかは、最終的には
飼い主自身が決めることです。