ハラビロカマキリとは?特徴や生息地・サイズ・色を解説!

カマキリの種類

ハラビロカマキリも、
日本ではよく見かけることのできる
カマキリですね。

オオカマキリとはまた違った魅力のある
カマキリで、飼育している方も多いのでは
ないでしょうか。

こちらでは、そんなハラビロカマキリの
特徴やポイントをそれぞれ解説
していきたいと思います。

どんなカマキリなの?

ハラビロカマキリは、カマキリ目カマキリ科の昆虫で、
要するにカマキリの一種です。
日本において、よく見かけることのできる
カマキリの一種になりますね。

オオカマキリなどに比べて腹部の部分が
大きいのが特徴で、両方のカマキリを
見たことがあれば分かると思いますが
オオカマキリに比べると、
かなり太い印象を受けると思います。


世界のカマキリ観察図鑑

ちなみに、ハラビロカマキリ、という名前も
この腹部の部分が大きいことにより
名付けられた名前だそうです。

ある意味、そのまんまですね(笑)

大きさはどのぐらい?

一般的に言われているサイズとしては
オス45 – 65mm、メス52 – 71mmとなっています。
他のカマキリと同じく
比較的メスの方が大きい個体が多い、ということになりますね。

また、先ほども書いた通り
お腹の部分が広い、大きいことも
特徴の一つで、
他のカマキリと比べると、そのお腹の大きさも
影響して、少し大きく見えるかもしれませんね。

成長方法としては
他のカマキリと同じように脱皮を何回かに
分けて行いながら
だんだんと成長していき、最終的には成虫になる、
という成長の仕方をします。

途中でさなぎになることはなく
脱皮を繰り返して成長していく、
というカタチになりますね。

色は何色?

ハラビロカマキリは基本的に
「緑色」の個体が非常に多いです。
見かける大半の個体は緑色のものに
なるかと思います。

カマキリ=緑みたいな
イメージを持っている人も多いと思いますし
ハラビロカマキリの色は
そのイメージそのまま、という感じ
ということになりますね。

ただし、ハラビロカマキリも全ての個体が
緑色なわけではなく、
時折、褐色色(少し紫がかっている場合も)の
個体も存在しています。

が、全体的には緑の個体が
圧倒的に多いみたいですね。

オオカマキリの場合は
緑と褐色、どちらもよく見かける色になっていますが、
ハラビロカマキリの場合は、緑色を見かけることが多い、
ということになりますね。

生息している地域は?

オオカマキリより生息地域が比較的
狭いですが、関東を含む、関東より南では
全体的に見かけることのできるカマキリです。

東南アジアにもよく似た特徴を持つ
個体が生息しているようですが
日本に生息しているハラビロカマキリと
まったく同じ種類かどうか、
という点は確認が取れていないようです。

どんな場所にいるの?

樹木の上や草地などで見かけることができます。
オオカマキリと同様に、日常生活の中で
見かけることも稀にありますが、
基本的には、林の中だとか
ある程度草木が生い茂っている場所に
生息しているカマキリになりますね。

樹木の上など、そういった場所で
獲物を待っていることも多いようです。

オオカマキリに比べると
地域にもよりますが
若干見つけにくいカマキリに
なるかもしれません。

ハリガネムシが多い

カマキリに寄生することの多い寄生虫・
ハリガネムシ。
全てのカマキリが寄生されているわけではなく
寄生されていない個体も多いのですが、
このハラビロカマキリは、
他のカマキリと比べると
ハリガネムシに寄生されていることが
多い種類となっています。

もちろん、ハラビロカマキリ=ハリガネムシに
必ず寄生されている、というわけではありませんが、
寄生されている可能性が
他のカマキリと比べると高い、
ということになりますね。

一応、頭の中に入れておくと良いかと思います。

寿命は?

ハラビロカマキリの一生は、基本的に
他のカマキリと同じような形になります。

春先に卵から孵化して誕生し、
夏ごろにかけて脱皮を繰り返し、
成虫となり、秋ごろにかけて
交尾などを終えて、秋のおわりから冬のはじめごろには
その生涯を終える…
というかたちになりますね。

飼育環境下で、エサなどを
しっかりと与えて、室温などに
注意している状態であれば、
もう少し長生きすることもありますが
いずれにせよ、他のカマキリと同じように
何年も何年も生きる生き物では
ありませんから、そのことは
ちゃんと覚えておきましょう。

エサは?

他のカマキリ同様に肉食になります。
小さな昆虫などを鎌で捕獲して
食べたり、成虫になれば、時には大きな
昆虫を捕食して食べることもあります。

飼育環境下であれば、
生きていないものでも
肉であれば、食べてくれます。
ソーセージや鶏肉、牛肉の類を
カマキリの目の前で動かすことで
それを捕獲し、食べます。
ヨーグルトなども食べてくれますね。

ただ、注意点として、
カマキリは動いていないものは
エサ(獲物)と認識しないので、
肉をカゴの中に入れておいても食べません。

カマキリの目の前で
爪楊枝などにつけて動かすなど、
”動いている状況”を作る必要があります。

これは、ハラビロカマキリでも
オオカマキリでも同じことが言えますね。

まとめ

オオカマキリよりはメジャーではないですが
ハラビロカマキリもよく見かける
カマキリの1種類です。

基本的な部分はオオカマキリと
そこまで大差はありませんが
外見上の違いも、一度オオカマキリを飼育
したことがあればすぐに分かるかと思います。

ハリガネムシの寄生が他のカマキリに
比べると多いというお話もありますが
ハリガネムシは人体に害のあるものではありませんし
もちろん、必ず寄生されているわけでもないので
そこは安心しても良いと思いますよ。

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