カマキリが自分の手を食べている?その理由とは…?

飼育

カマキリが自分の手を食べている…

観察していると、そんな風に見える
仕草をカマキリがすることがあります。

”え?自分の手を食べてる!?”と
驚いてしまう人もいるのではないでしょうか。

しかしながら、
そう見えても、実際にはカマキリが自分の手を
食べているわけではありませんので、
その点は安心してください。

カマキリが”手を食べているように見える仕草”を
するのには、ちゃんとした意味があるのです。

自ら自分の手を食べることはない

カマキリが、自ら自分の手を
食べてしまって、カマの部分が無くなってしまったり
することはありません。
この点は、まず安心してください。

私も、初めてのカマキリを飼育した際には
そのように見えてしまって
びっくりしたこともありましたが、
これは、慌てる必要のない仕草ですので、
落ち着いてもらって大丈夫です。

では、この”手を食べているように見える仕草”には
どのような意味があるのでしょうか。
それを、見ていきましょう。

掃除をしている

カマキリが、手を食べているように見える仕草は
”掃除”をしている、というのが答えになります。

決して自分の手を食べているわけでは
ないのですね。

カマキリは、口の部分でカマや触覚、脚などの
掃除を行います。
この際に、口をパクパクと動かすようなしぐさを
行う形になるので、これを「カマキリが手を食べている」と
勘違いしてしまう、ということになります。

が、実際には先ほども書いたように
決して手を食べているわけではなく
「掃除」をしているだけなので、その点は
心配しなくても、大丈夫です。

カマキリもちゃんとそういうところは
分かっている(?)ので、
掃除をしている最中に間違えて自分の身体を
食べてしまったりすることは、ありません。

カマキリが手を食べているようなしぐさをしているときには
自分のカマの部分の手入れをしているので、
「え?!手を食べてる!?」と勘違いして
慌てて止めに入ってしまったりだとか
そういったことはしないように、注意しておきましょう!

どのぐらいの頻度でやるの?

これは、個体差によっても異なりますが、
そこそこの頻度でカマの掃除を行います。

観察していれば、毎日のように、一度は
見ることができるのではないでしょうか。

特に、餌を食べた後などに関しては
カマの部分が汚れることも多いので、
カマの手入れをするようなことは
比較的多いですね。

邪魔をしてしまうとカマキリにとって
ストレスになってしまう可能性もありますから、
そっとしておくことを、おすすめします。

自分を食べてしまうことはないの?

カマキリが自分を食べてしまったり
することはないのかどうか。

これに関しては、基本的には
ありませんので、心配しないでください。

前述のように、カマの掃除をしているような場合や
カマ以外の部分(触覚や脚の部分など)を
掃除している際には、
口で脆そうな場所をまるで食べるようなしぐさで
触っているので、不安になるかもしれませんが、
これに関しては、心配は無用です。

私も、カマキリの飼育を何度も経験しましたが
カマの掃除中などに、自分で自分の脚を
食べてしまうようなカマキリはいませんでしたので、
このあたりは過剰に心配する必要はありません。

ただし、例外として「共食い」の危険性はあります。
カマキリが1匹で自分で自分を食べてしまうような
ことはありませんが、
稀にカマキリが「共食い」してしまうようなケースは
ありますので、その点に注意をするようにしましょう。

”共食い”が起きやすい場面としては
・カマキリを複数同時に同じ場所で飼育している場合
・カマキリにエサを十分に与えておらず、空腹の状態になっている場合
・交尾の直後

このあたりは、共食いが発生してしまう
”危険信号”になりますので、
しっかりと注意するようにして下さい。

飼育する上で注意するべき点は?

飼育する上で注意するべく点は…

今回の話題の部分で言えば、
そこまでの注意点はありません。

先程から書いている通り、
カマキリが自分の手を食べているように
見えたとしても、
それは自分の手を食べているわけでは
ありませんので、その点は安心してもらってよいですし、
カマを掃除する際に、間違えてカマごと食べてしまったり
だとか、そういったことはありません。

飼育する上で注意するべき点としては
「カマ掃除をしている際に邪魔をしない」ということ
ぐらいでしょうか。

カマキリがカマの掃除をしている最中に
人間がちょっかいを出したりすれば、
当然のことながら、カマキリの”掃除”は
中断されてしまいます。

それを繰り返していると、
やがて、カマキリにとっては”強いストレス”になってしまい、
結果的に体調を崩したりするようなことに
繋がってしまう可能性は
十分にありますから、
そのようなことになってしまわないように、
注意していくことは、必要になります。

触覚や脚も同じこと

カマキリの”掃除”は先ほども少し書きましたが
手(カマ)の部分(※実際にはこの部分も脚なのですが)以外にも
触覚やカマのない脚の部分の掃除も
同じように、行われます。

こちらも、カマを掃除しているときと同じように、
知らないとやはり「食べている」ように見えてしまう
ところはあるでしょう。

ただ、これも単純に
掃除をしているだけであって、
間違って食べてしまったりだとか、
そういったことはありませんので、
その点は心配しなくても大丈夫ですね。

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