カマキリを全く触らずに飼育することはできるの?

飼育

カマキリを飼育してみたいけれど、
攻撃されるとか聞くし、
直接触るのは怖い…

そんな風に思う人の中には、
”触らずに飼育することはできないの?”と
思う人もいると思います。

では、実際のところ、
カマキリを飼育する際に
”カマキリに全く触らずに飼育することはできるのかどうか”
この点を解説していきたいと思います。

触らずに飼育することも可能

結論から言えば
カマキリを全く直接は触らずに
飼育すること自体は
やろうと思えば全然可能です。

何も無理なことをするわけではなく
意外と簡単に
”全く触らずに飼育すること”もできますので、
もしも”直接触るのは怖いけど”カマキリを飼育してみたい、
という人がいたら、試してみてください。

捕獲したりする場合にはどうすれば?

まず、全く触らないとなると
一番の難所は”捕獲する”時になります。

ただ、これに関しては、カマキリは団扇や割りばしなど、
”足場になるもの”をカマの前あたりにゆっくり差し出すと、
そこに上ってきてくれることが多いです。
(習性のようなものですね)

例えば団扇を差し出すと、団扇の部分に上ってきてくれるので、
そうすることで移動させることができ、
そのまま虫カゴの近くに持って行き、虫カゴの中に
入るように仕向けることで、虫カゴに入れることも可能です。
(大きい水槽のようなものだとより入れやすいでしょう)

”カマキリを全く触らずに飼育する”ということで
一番難しいのはこの”捕獲”の時ですが
一度虫カゴの中に入れてさえしまえば、
後は比較的容易な部分が多いので、
どうしても触りたくないけれど
カマキリを飼育したい、と言う場合は
この捕獲の部分だけ、まずは乗り越えていくようにしましょう。

散歩とかはさせなくて平気なの?

カマキリは特に散歩をさせたりしなくても
問題はありませんので、
この心配はしなくても大丈夫です。

それよりも大事なのはエサ・水分になりますね。
この2つを守り、極端な環境(例えば寒すぎるなど)を
避けていればある程度誰でも飼育できるのも
カマキリの魅力の一つになります。

もちろん、カマキリ本人はどう考えているのか
人間には分からないですし、
時折虫カゴの外に出して散歩でもさせてもらえた方が
カマキリにとって嬉しいとは思いますが、
”それをしないと命を落としてしまう”だとか
そういうことがあるのかどうか、と言われれば
そのようなことはないので、その点は安心してください。

エサをあげる時はどうすれば?

エサやりの時は、私は基本的に
つまようじやスプーンなどを使うことを
おすすめしています。

触るのが平気な人も含めて、です。

と、いうのもカマキリに不用意に手を近づけてしまうと
エサではなく、自分の指などをカマで攻撃されてしまう
可能性もあるためです。

もちろん、カマキリに慣れていればそういった危険を
ある程度下げることは全然できますが、
不慣れな状況でカマキリに直接エサをあげようとすると、
そういった事故が起きてしまう可能性は
十分に考えられます。

が、つまようじなどを使っていれば少なくとも
自分の指が攻撃されてしまうことはありませんし、
カマキリに万が一攻撃されてしまった際に
反射的にカマキリを振り払ってしまう…などの
突発的な事故を防ぐことにも繋がりますので
カマキリにとってもプラスになることです。

つまようじに肉を刺すなどして、カマキリの口の
近くに持って行き、カマキリの目の前で
虫が飛んでいるかのような動かし方をすれば
カマキリはエサを捕食してくれます。

ヨーグルトや水などを与える場合に関しては
スプーンを使うなど、上手く工夫を行っていきましょう

カマキリの虫カゴを掃除するときには?

カマキリをカゴから出すことなく、水などを交換すれば
カマキリに直接触れることは必要ないですし、
もしもカマキリが虫カゴから出てきてしまったような場合に
関しては、最初に捕獲したようなやり方で
対応することをおすすめします。

割りばしなどを使えば、比較的虫カゴの中の水入れなどを
取り出すことも容易ですし、タイミングを見計らえば
カマキリはそこまで積極的に動くわけではありません。

ただ、カゴごと全部掃除したい場合に関しては
一度カマキリを別の容器に移動させるなど
工夫しながらやっていく必要があります。

別の容器(水槽などでも可 ※もちろん水は入れずに)を
用意しておけば、
カマキリをそっちのケースに移して、
普段使っているケースをじっくりと掃除することが
できますからね。

脱皮後や産卵はどうすれば?

脱皮した皮は、そのまま割りばしなどで
取り出すことで処理できます。
また、どうしても脱皮がイヤであれば、
成虫の状態になったカマキリから
飼育していくと良いと思います。
(一度成虫になればもう脱皮はしません)

また、産卵に関しても、割りばしなどで
取り除くことは可能ですが
”絶対に触りたくない”という条件のもとで
飼育する人にとっては
少し難しいポイントになると思います。

そんな場合は”オス”であれば
産卵しませんので、
オスのカマキリを選ぶと良いでしょう。

脱皮と産卵は
”オスの成虫のカマキリ”を飼育することで
両方とも回避することが可能です。

最期を迎えたあとは…

もう動くことはないので、手で触っても
良いと思いますが
どうしてもの場合は、割りばしなどで軽く掴んであげるのも
方法の一つです。

その上で、近場の自然に返してあげるなど、
最後までしっかりと責任を持って
カマキリの世話をやり抜きましょう。

全く触らずに飼育することも、
↑のような点を注意しておけば十分に可能ではあるので、
”触りたくないけど飼育したい”という場合は
参考にしてみてください。

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