カマキリとカマキリが
喧嘩をしてしまうようなことは
あるのかどうか。
その点について解説していきます。
カマキリは肉食の昆虫になりますので、
自然環境下で育っているカマキリは
他の昆虫と戦い、勝って、そして、餌を
手に入れています。
場合によっては、自分よりも身体の大きな昆虫と
戦うようなこともあります。
では、そんなカマキリが同じカマキリ同士で
争ってしまうことはあるのでしょうか。
カマキリ同士がケンカする可能性もある
カマキリ同士がケンカしてしまう可能性が
あるのか、ないのか、と言われれば
その答えは「ある」、というのが
答えになります。
もちろん、積極的に同族・別種族関係なく
襲うような昆虫ではないのですが、
何らかの拍子に、カマキリ同士が交戦状態に
なってしまって、最終的にはカマキリのうち、
どっちか1匹が捕食されてしまう、などということも
可能性としては０ではありませんし、
実際に起きうることです。
普段から進んで攻撃するわけではない
もちろん、カマキリが他のカマキリを
積極的に進んで攻撃したりするようなことは
ありません。
そんなことをしていたら、共食いばかりが
発生してしまい、カマキリ自体が
減少してしまいます。
ですが、それでも、カマキリがカマキリを攻撃して、
喧嘩状態になってしまうことは、場合によっては
起きうることなので、
”積極的に喧嘩したりはしないけれど、
場合によってはそういうことが起きる可能性もある”
と、いうような感じで覚えておくと、分かりやすいかと思います。
どのような場合に喧嘩してしまうの？
カマキリの種類や性格、状況によっても
この点は大きく異なって来るために、
一概に言うことはできません。
が、下記のような場合は、
カマキリ同士の喧嘩が発生しやすいタイミングに
なりますので、注意が必要です。
・空腹時
カマキリが十分に空腹を満たせていない状況の場合、
あるいは飢えている場合、
例え同じカマキリであっても、攻撃などをしてしまい
喧嘩状態になる可能性があります。
最悪の場合は、どちらか片方が食べられてしまう
「共食い」の状態になってしまう可能性も、否定はできません。
・交尾活動などを行う際
交尾活動の直後は危険なタイミングの一つであり、
これは”喧嘩”というよりも
オスが一方的に餌食になってしまうケースが多いです。
必ずしもそうなるわけではないのですが
共食いが発生しやすいタイミングの一つであることは事実と言えます。
・他の種類同士など
カマキリにも、たくさんの種類が存在します。
”同じ種類”ではなく、他の種類同士の場合、
場合よっては、そもそも”ただの獲物”としてしか認識せずに
攻撃を仕掛けるなどして、喧嘩状態になってしまう可能性は
十分にあります。
この他にも、
何らかのはずみで、刺激を与えてしまったりすれば、
急に喧嘩のような状態になってしまう可能性も
否定はできません。
積極的に他のカマキリを攻撃するようなことは
あまりありませんが、
何らかの条件を満たしてしまえば
突発的に喧嘩のような状態に突入する可能性は
十分にある、ということです。
飼育している際の注意点は？
カマキリを飼育している場合に
注意するべきことはあるのかどうか。
飼育しているカマキリ同士がケンカのような
状態になってしまって、
どちらかが傷ついてしまったりしたら、
飼い主側も嫌な思いをすることになってしまいます。
それを避けるためには、やはり
”カマキリは1匹ずつ飼育する”というのがベストです。
元々、集団で仲間意識を持って行動するような
昆虫ではなく、単独でも全然大丈夫な昆虫なので、
リスクを冒してまで2匹以上を、同じ場所で
飼育したりするメリットはあまりありません。
産卵などを見てみたい、という場合でも
やはり、普段は別々の場所で飼育しておくことが
一番、カマキリの身の安全を守るためには
ベストな選択であるかと思います。
喧嘩ばかりする！ということではありませんが、
喧嘩してしまうこともあるので、
それを避けるためには、同じ空間内での生活は
可能な限りは避けておいた方が、良いですね。
喧嘩が始まってしまったらどうすれば？
飼育しているカマキリ同士がケンカを
始めてしまった場合は、
なかなか対応は難しいです。
下手に手出しをすれば
自分自身が怪我をしてしまうようなことも
あるかもしれませんし、
カマキリを傷つけてしまうこともあるかもしれません。
どうにかして対処するのであれば、
餌を見せびらかして気を引くなどの、
間接的な方法にしておいた方が
良さそうです。
無理矢理カマキリ同士を引きはがそうとすれば
自分も攻撃を受けたりする可能性も
否定はできません。
また、既にどっちか一方のカマキリが
捕食されてしまっている、などの場合は
残念ですが、そのカマキリを助ける方法は
ありませんので、
できれば大きな喧嘩に発展する前に
対処しておきたいところではあります。
まとめ
カマキリ同士が、積極的に喧嘩してしまうような
ことはありませんが、
場合によっては喧嘩状態になってしまって
どちらか片方が食べられてしまったり、
命を落としてしまったりする可能性もあります。
場合によっては、双方が傷ついて
共倒れ…などという可能性もありますので
そういったことに”確実に”ならないようにしたい場合に
関しては、やはり、複数のカマキリを飼育する場合、
同じ場所で飼育するのではなく、
ケースを別々に分けるなどの、対策が必要になってきます。
