カマキリが餌を食べない!原因と対処法を徹底解説!

エサ関連

カマキリを飼育時に
「カマキリが餌を食べてくれない」と
頭を悩ませる人もいると思います。

カマキリには餌は欠かせません。
初めて飼育する方は、特に引っかかってしまいやすい部分も
ありますので、初歩的な部分も含め
「カマキリが餌を食べない原因」と対処法を解説していきます。

「餌」と「水」は絶対必要

カマキリを飼育する際には
「餌」と「水」の2つは絶対に必要になります。

「餌」だけでは水分不足で命を落としてしまいますし、
「水」だけでも空腹によって命を落としてしまいます。
そのため、この2つはしっかりと与えなくてはいけません。
(ただし、食べる量はそれほどではないので、
餌は1~2日に1回程度でも十分です。
水は毎日あげましょう)

「餌を食べてくれない」という状況が
ずっと続いてしまえば、当然カマキリは弱ってしまいますので、
「どうして食べてくれないのか」を理解して
対応していくことが、大事になります。

カマキリが食べないものを与えている

カマキリは肉食の昆虫です。
そのため、食べるものは”肉”や”他の昆虫”となっており、
草花を食べたり、野菜を食べたりすることはありません。

この点を一つ、まず理解しておく必要があります。
例えば、バッタなどは、草食の昆虫で草を食べますから、
どうしてもカマキリにもそういうイメージを
抱いてしまう人も多いかもしれませんが
カマキリは草食の昆虫ではありませんので、
草を食べることは基本的にはありません。

獲物と勘違いして、一時的に捕食行動をとるような
ことは場合によってはあるかもしれませんが、
それでも、すぐに食べ物じゃないと気づいて
手放すでしょう。

もしも、カマキリに対して肉類ではなく
草をあげている場合は
そもそも「カマキリが食べないもの」を
カマキリにあげている状態ですので
食べてくれるはずがありません。

もしも草花などをあげようとしている場合は、
餌自体を見直す必要があります。

生きている昆虫か、
肉類の切れ端などを与えるようにすると
良いかと思います。

餌と認識されていない

カマキリは「動いているもの」を獲物として
捕食する習性を持っています。
逆に言うと”動いていないもの”は
カマキリに餌として認識されていないので、
例えば、肉の切れ端などを、
カマキリが生活している虫かごの中に
放り込んでおいたとしても、
カマキリはそれを餌と認識せず、
基本的には食べてくれません。

生きている昆虫を上げる場合は
ともかく(勝手にある程度動くでしょうから
カマキリが気づけば餌として認識される)、
普通の肉やソーセージなどをあげる場合に関しては
ソーセージが勝手に動きだしたりはしないでしょうから、
カマキリはそれらを餌として認識せず、
自分から食べることはまずありません。

そのため、餌を虫かごの中に放り込んで
「あれ?食べないな?」と思っている場合は
あげ方を間違えています。

面倒に感じるかもしれませんが
カマキリの視界に入る場所で、肉の切れ端などを
動かしてあげる必要があります。

例えば、肉の切れ端をつまようじなどで刺して、
それをカマキリの目の前でふわふわと
動かしてあげるなどすれば、
カマキリはそれを餌と認識して、
捕食してくれます。

食べない日もある

特に理由もなく、餌を食べない日も
実際にあります。

毎日、あげれば必ず食べるような個体もいますが、
日によって、餌を食べないような個体もいます。

それが何日も何日も続くようであれば
対策を考える必要がありますが、
1~数日程度、食べないぐらいであれば
(餌を上げようとしているのに食べないのであれば)
特に問題はありません。

また、翌日に餌をあげてみると良いと思います。

カマキリの好みに合わない可能性も?

カマキリが食べるはずの餌であっても
個体によってはなかなか食べてくれない場合があります。

カマキリにも好き嫌いがあるのか、
それとも単に餌として認識してもらえていないのか、
この辺りは分かりませんが、
上のような「あげ方の間違い」「そもそも食べないものをあげている」
などに当てはまらない場合に関しては、
いつも”同じもの”をあげようとしているのであれば
あげるものを変えてみると良いかもしれません。

私も、全然餌を食べてくれない時には、
エサの種類を変えて対応するようにしていました。

好き嫌いなのかどうかは、カマキリにしか分かりませんが
餌を変えることによって、何かのきっかけが生まれて
食べてくれる可能性もあります。

カマキリが弱っている

カマキリにも、寿命があります。
どのカマキリも、寿命が近づいてくるにつれて、
基本的には食欲を失っていき、
最後のほうになると、何も食べなくなってしまうような
ことも多いです。

「食べないと生きられないよ!」と、カマキリに
言いたくなってしまう気持ちも分かりますが、
「食べない」のではなく、もう「食べられない」
という状況なので、その点は、カマキリのことも
よく理解してあげて、配慮してあげる必要もありますね。

もちろん、急に食べだすこともあるので、
カマキリが弱っているような兆候を見せている場合であっても
「餌をあげようとする」ことは大事ですが、
食べない場合に関しては無理をしてまで、
あげようとしないようにしましょう。
逆に、弱っているカマキリに過度のストレスを
与えることになってしまい、マイナスになってしまう
可能性も考えられます。

ただし、弱っていても、基本的に「水」だけは飲む
傾向にあるので、水は忘れずに、与えるようにしましょう。

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