カマキリと言うと
大きな昆虫というイメージを受ける人も
多いかと思いますが
生まれたばかりのカマキリは
当然サイズも小さいですし、
成虫になっていても
あんまり大きく見えないカマキリも
存在しています。
中には”こんなに小さくて大丈夫なのか?”と
心配になってしまうようなことも
あるかもしれません。
小さいカマキリが小さい理由を
見ていきたいと思います。
人間に出来ることは基本、
特にはありませんが、
カマキリのサイズが小さくて心配!
という方は参考にしてみてください。
サイズが小さくても大丈夫?
これは、その理由によります。
基本的には下記でも説明していきますが
個体差などもあることなので
あまり心配する必要はありませんが
場合によっては栄養などが不足
している可能性も考えられ、
その理由である場合は、寿命が早まってしまったり
だとか、そういった可能性も0ではありません。
サイズが小さいだけですぐに命を落としてしまう!
みたいなことはありませんが、
元気が無くなっていないかどうか、という部分に
関してはしっかりと確認をしておくようにすると
安心なのではないかと思います。
では、カマキリのサイズが小さい理由として
考えられるものを見ていきましょう
まだ成虫になっていない
まず考えられることは、
”カマキリ自体がまだ成虫になっていない”ということですね。
カマキリは生まれたときから大きいわけでは
ありませんから、
当然、最初は幼虫の状態で生まれます。
夏の初めだとか、春のおわりごろに
カマキリを見かけたことのある人であれば
分かるかもしれませんが
本当に、かなり小さいサイズのカマキリもいます。
それが何度も脱皮を繰り返していき
だんだんと大きくなって、最終的に
皆様がイメージしているようなサイズに
成長していく、ということになります。
成虫には羽がありますが
成虫になる前だと、まだ羽が発達途上で
飛ぶことはできません。
羽がなければ、まだ完全に成長している
カマキリではない、とでも覚えておくと
良いのではないでしょうか。
個体差によるもの
人間にも身長の高い、低いは
誰にでもあるかと思います。
これはカマキリにおいても同じことで
同じ種類、同じオスだったとしても
サイズは個体差によって異なります。
他のカマキリと比べて
大きく見えるような個体も
いるでしょうし、
逆に他のカマキリと比べると
随分小さく見えるようなカマキリも
実際に存在しているはずです。
このあたりは本当に個体差に
よるものになりますから
特別、心配したりする必要はありません
カマキリの種類によっても…
カマキリの種類によっても
サイズは異なります。
例えばオオカマキリとコカマキリでは
コカマキリのほうが若干小さい個体が多いです。
これも、個体差による部分になりますが
カマキリの種類が違えば、平均的な
サイズも異なりますから、
普段、オオカマキリやハラビロカマキリを
見慣れている人は、
他の種類を見ると、少し小さく感じるような
ことはあるかと思います。
ただ、カマキリは上でも書いたように
種類によってもサイズが違いますし
固体によってもサイズが違います。
小さく見えても、その種類にとっては
”ふつうのサイズ”である可能性は
十分にありますから、
その点は間違えないように、
しておきましょう。
栄養が足りていない
エサなどの捕食が上手くいかずに
栄養が不足していて、小さくなってしまっている
可能性もあるにはあります。
また、体内に寄生虫(ハリガネムシ)などが
いるカマキリの場合だと
栄養をハリガネムシに吸い取られていて、
少しやせてしまっていたり、
そんな感じの影響が出ている固体もいます。
ただ、これも、他の理由と見分けるのは
難しいのが現実です。
動きが鈍かったり、あまり元気がなかったり、
そういった部分から見分けることは
できるかと思いますが、
カマキリは元気があってもしばらく
動かないようなときもありますから、
動きが鈍っているように見えても
断定することまではできません。
飼育しているカマキリのサイズが
小さく、なんとなく元気がないように
見える場合でも、
実際のところ、人間にできることは
非常に少なく、ほとんど何もできない、
と言っても過言ではありません。
せいぜいできることと言えば
餌が不足しないように与えてあげること、
水分が不足しないように与えてあげることに
なりますが、それにも限界があります。
本当に、人間にはどうすることもできないような
部分があるのも事実ですし、そういった場合は
最後まで見守ってあげる、ということしか
できません。
基本的には…
最後のひとつは弱っていることが原因のものに
なりますが、その他は特に弱っていることが
原因ではなく、種類だとか個体差だとか
そういったものによって
サイズが小さく見える、というだけの話で、
基本的にはあまり心配するような部分では
ありません。
人間にも身長が大きい人と小さい人が
いるように、カマキリにもサイズの大きい個体と
小さい個体がいる、ということですね。
特に慌てたりする必要はないので
小さく感じる場合は
餌をしっかりとあげることを意識し、
水を与えるようにすれば、
あとは特別気を付けることはありません。
上でも書いた通り仮に弱っているのだとしても
人間には、それ以上どうにもできませんからね…。