カマキリは、
”共食い”をしてしまうのかどうか。
共食いとは同じ種類同士で
食べてしまうこと…
つまり、カマキリの場合で言えば
カマキリがカマキリを食べてしまうことを
言います。
生き物には、この”共食い”をする
種類も多く存在していますが
果たしてカマキリは共食いを
してしまう可能性はあるのでしょうか?
その点について解説していきたいと思います。
共食いすることはあるの?
カマキリがカマキリを食べてしまうことは
あるのかどうか。
これは、あります。
カマキリも共食いをすることがある、
ということですね。
積極的に仲間を食べに行くような
ことはありませんが
特定の条件を満たした場合には
カマキリがカマキリを食べてしまう、
ということが普通に
起こってしまいます。
自然界においては
どうにもならないことですが
複数のカマキリを飼育している際には
カマキリがカマキリを食べてしまったり
してしまわないよう、注意を
していく必要があります。
共食いに関する
ポイントをそれぞれ見ていきましょう。
積極的に食べにいくわけではない
カマキリは、積極的に
共食いをするわけではありませんから、
他のカマキリを見つけると
すぐさまエサとして捕食してしまう、
ということではありません。
基本的には
カマキリが2匹並んでいても
即座に相手を食べてしまう、
とかそういうことはありませんが
何らかのはずみで急に食べてしまったり
下記で紹介するような環境に置いておくと
カマキリがカマキリを捕食してしまう
可能性は高まりますから
注意をするようにしましょう。
飼育環境下では、共食いが
発生してしまわないように
気を付ける必要があります
エサが足りない場合
まず、カマキリが共食いをしてしまう
可能性が高まる理由の一つが
「エサが足りない」ことですね。
つまり、お腹が空いている状態です。
自然界であれば他の獲物を自ら
捕食しにいくことも
できますが、飼育されている状況であれば
人間がエサを与えたりしない限り
基本的にカマキリが自分でえさを
確保するのは難しいことです。
そんな場合に、カマキリを同じケース
内で飼育して居たりすれば、当然
カマキリは、他のカマキリを
エサとして見るようになります。
そして、何らかのきっかけで急に
捕食して食べてしまう可能性も
高まってくるのです。
一度エサとして捕食したら
カマキリはもう助かりません。
捕食されてしまった側のカマキリに
関してはザンネンながらそのまま
命を落とすことになってしまうでしょう。
そうなってしまわないために
注意をする必要が、あるのです
交尾活動の後に…
カマキリの共食いが発生しやすい
タイミングとして「交尾活動の後」も
挙げられます。
交尾活動を終えたオスとメスのカマキリが
その後に、共食いしてしまうことが
あるのです。
メスがオスを食べてしまう、というのが
基本的な流れになりますね。
そういう本能的な仕組みになっているのか
それとも交尾活動でエネルギーを使って
空腹になっているのかはっきりとしたことは
断定はできませんが、
とにかく、交尾活動を終えたメスのカマキリが
オスのカマキリを食べてしまうことが
あるのです。
自然環境下で
あれば仕方がないことですが
飼育環境下においては
オスが食べられてしまうと
やはり気持ちの良いものでは
ないと思いますから
交尾活動終了後には
速やかにカマキリを
引き離す必要があります。
その後はしばらく別々の場所で
飼育した方が良いでしょう。
もちろん、100パーセント交尾終了後に
メスがオスを食べてしまうわけでは
なく、そのまま無事に終わることも
ありますが危険性は最も高いタイミングで
あると言えますから注意をするようにしましょう。
突発的に食べる可能性も…
注意しなくてはいけないことは
”食べようと思えば食べることができる”ということです。
急に何らかのはずみで
カマキリが他のカマキリを
食べてしまう可能性も0ではありません。
人間がカマキリの感情や行動を
100パーセント理解することは
できませんから、
上のような場面でなくても
急にカマキリがぱくっ!と行ってしまう
可能性は十分にあるのです。
カマキリが2匹同じ空間で生活している、
という状況そのもの自体が
既に共食いの危険性がある、
ということは
一応頭の片隅には
入れておいた方が良いでしょう。
最初にも書いたように
積極的に自ら共食いを
しに行くようなことはありませんが、
それでも急に食べてしまう可能性は
決して0ではありませんから
その点は注意をした方が良いです。
飼育する際の注意点
絶対にカマキリを共食いさせたくない!
ということなのであれば
やはり、複数のカマキリを同時に
飼育する場合、カマキリ同士を
同じ空間で飼育するのではなく
別々の場所で飼育した方が
一番安全ではあると思います。
基本的には大丈夫だと思いますが
同じ空間で2匹を飼育する、
ということは”その気になればいつでも捕食できる”
ということを意味していますから
その点は注意をしなくてはいけません。
もしもどうしても2匹以上
同じ空間で飼育する場合は
エサを与えることを忘れないようにし、
交尾活動などを行った後には
特にカマキリが共食いしやすい
状況になっていますから
そうなってしまわないためにも
交尾を終えたカマキリをただちに
引き離す、ということは
覚えておいた方が良いでしょう。
後から後悔しても、
食べられ始めてしまったら
基本的にはもうどうにもなりませんから
その点は、よく注意をしておいた方が
良いのではないかと思います。
注意点としては、こんなところですね!