カマキリは、卵から生まれます。
メスのカマキリは、一生のうちに
何回かに分けて産卵を行い、
子孫を残す、というカタチになりますね。
飼育中であっても、
飼育しているカマキリがメスであれば
産卵する可能性があります。
カマキリの産卵について、
卵について、まとめていきたいと思います。
卵の孵化の基本
孵化の時期
カマキリの卵が孵化するのは一般的に
4月~5月ごろだと言われています。
その時期になるとカマキリの卵の孵化シーズンが始まり、
あちらこちらで野生のカマキリを見ることができるように
なるのです。
一度に100匹近くのカマキリが出てきますが、
生き延びることができるのは、ほんのわずかな個体だけ
なのですけどね・・・。
環境によっては…
しかしカマキリの卵の孵化の時期は環境によって
変化します。
例えば、暖かい日が続いたりすれば、早まることもあるでしょうし、
寒い日が続けばいつまでも孵化しないこともあります。
あくまでも、周囲の気候によって左右されるわけですね。
暖かい部屋に置いて置いたら、冬のうちに卵から出てきて
しまった!なんて話も聞いたことがあります
カマキリの卵が孵化する時期、
基本的には4月~5月、
気温などの状態によって若干変化する。という感じです。
4,5月頃から、カマキリと会いたい人は探してみると良いですね。
産卵中はどうすれば?
飼育中のカマキリが産卵し始めた場合は
どうすれば良いのでしょうか。
まず、当たり前ですがオスは産卵しません。
飼育しているカマキリがオスであれば
このあたりは気にする必要はないでしょう。
ですが、メスは産卵します。
基本的に産卵は一か所にとどまって
数時間ほどかけて行われます。
泡のような白っぽい物体がカマキリの
卵(種類によって異なる場合があります)
産卵中、どうすれば良いかですが
基本的には放置しておくようにして下さい。
変に構ったり、邪魔をしたりすると
カマキリの命に関わってしまう
可能性がありますから、
余計な横槍はいれないようにして
しっかりと見守る、ということが
大事なポイントになります。
時期と時間とタイミング
孵化する時期
カマキリの卵が孵化する時期、
基本的に春、4月中旬ごろから5月ごろだと言われています。
ただし、室内に卵を置いていて、室温が高かったりすると、
冬のうちに孵化してしまうこともあるようです。
孵化する時間帯
カマキリの卵が孵化する時間帯は早朝や朝8~9時
ぐらいが多いみたいですね。
勿論、夜に孵化することもあるみたいですし、朝!と
決まっているわけではないのですが、割合的に
朝に孵化することの方が多いようです。
孵化するタイミング
雨の日に孵化することよりも、晴れの日に孵化することが
多いみたいです。
雨上がりの晴れの日とかにも多く孵化するようです。
勿論これも100%決まっているわけではないので、
雨の日に孵化する可能性も0ではないということです。。
カマキリの卵が孵化する具体的な基準は人間には不明です。
まぁ、カマキリ達にとって都合の良い色々な条件が
あるのでしょうね!
産卵失敗の体験談
6代目カマキリは私のお店で飼育していたのですが
ある日の朝、お店に到着してカマキリを見てみてびっくり。
産卵に失敗して卵が体にくっついたままになっている
じゃあないですか!
驚きました…。
しかもかなり弱っている様子だったので
カマキリを傷つけないように細心の注意を払いながら
タマゴを取り除きました。
結果、再び元気になり翌日には肉も美味しそうに
食べていたほど。
しかし、産卵失敗はやはりカマキリには大きなダメージだったようで、
その三日後、突然衰弱して亡くなってしまいました。
産卵は大事です…。
卵を産み終えたあとの餌
私の飼育していた2代目カマキリは
飼育期間中に、3回ほど産卵しました。
どの産卵も、特に問題を起こすことなく終わっていたので
当時は安心したものです。
初代がオスだったので、産卵の勝手がなかなか分からず
最初は戸惑ったモノです。
2代目カマキリは産卵終了後には
いつも肉をよく食べていました。
それだけ産卵にエネルギーを使った!ということでしょうか。
自分で生み落とした卵をガシガシと蹴りながら
美味しそうに食べていたものです。
2代目カマキリは元々私が飼育した
カマキリの中でも大食いでしたし、
産卵が終わるタイミングでお腹もすいていたのだと
思います。
ちなみに
産卵は初めてみるとそこそこ驚くかもしれませんね・・・
産卵し終えた卵はどうすれば?
産卵し終えた卵は、木の枝などに
産卵したのであれば、そのまま別のカゴなどに
移し、そのままにしておくことで
時期がくれば孵化します
(中身がなかったり、しないこともあります)
特に、何かをする必要はありません。
ただ、暖かい室内に置いておくと
冬に孵化してしまう可能性もあるため
あまりストーブが効いた部屋などは
避けた方が良いかもしれません。
また、卵は自然に…
という場合は近場のカマキリが生活できそうな場所に
枝ごと置いてきてあげると
上手くいけば自然界で孵化し、
ちゃんと生活していけるでしょう。
カゴなどに産んでしまった場合は、カゴから
取り除いたりしないといけませんが
その場合、孵化にも影響が
出てしまう可能性がありますから
カマキリの卵のことまで気づかうのであれば
飼育しているカゴの中に
木の枝なども準備しておいてあげると
カマキリにとって親切かと思います。
枝も何もない空間で飼育されていれば
当然、カゴの中やふちなどに
産みつけるしかなくなってしまいますからね。
その点は、注意しましょう!