カマキリが卵を産んだ後の注意点!弱っている可能性もあるので要注意!

飼育

飼育しているカマキリが「メス」の場合は
秋ごろになると、何回かにわたり、「産卵」します。

カマキリが小さいころからずっと飼育しているから
産卵なんてしないだろう、と思う人もいるかも
しれませんが、メスのカマキリは、
「中身がない」場合であっても、産卵をしますので、
飼育しているカマキリがメスであれば
基本的に「カマキリの産卵」を目撃することになります。
(※オスのカマキリとの接触がなければ
卵の中身は空なので、孵化することはありません)

カマキリが「産卵」をしたあとは、
不安定な部分もあるので、しっかりと注意を
しておきましょう。

カマキリにとって産卵は命懸け

カマキリにとって「産卵」は命懸けであり、
産卵に失敗してしまった場合には、
最悪の場合は、命を落としてしまうこともあります。

実際に私が飼育していたカマキリのうちの一匹は
産卵に失敗し(産卵が中途半端に終わってしまったかたちに
なってしまっていました)、その後数日後に
亡くなってしまいました。

そういったこともあるので、
産卵自体を手伝うことは、人間にはできませんが、
産卵後のカマキリの様子などを注意深く見守り、
出来る限りのことはしてあげるようにしましょう。

餌は大切

産卵直後のカマキリは、エネルギーを”浪費”している状態です。
そのため、餌をしっかりと与える、という点も
大事になります。

エサを食べるか、食べないかは
その時によっても異なりますが
場合によってはかなりエネルギーを浪費していることも
考えられるため、
一連の産卵の行動が終わったら、
仮に食べなかったとしても、餌をあげることだけは
してみて下さい。

食べなければ食べないでそれでよいですが、
もしも食べた場合は、それだけエネルギーを浪費し、
空腹になっていた、ということですので、
エサを与えることは、とても大事なことです。

食べなかった場合に関しては
無理して与える必要はないので、
いつものように、1日に1回、あるいは
数日に1回ペースでエサを与えてみてください。

水分も与える

エサも大事ですが、水はさらに大事です。
産卵の際には、エネルギーをかなり消費しているので、
エサと共に、水も与えるようにしましょう。

ほとんどの場合、”水を拒む”ということは
まずないと思われますので、
エサを食べなかった場合でも、
水だけは与えるようにして下さい。

なお、水に関しては、虫かごの中に
”水飲み場を用意しておけばいいや”ということではないので、
(カマキリが自分から飲みに行くとは限りません)
その点は、注意し、水飲み場を設置している場合でも
スポイトなどで直接カマキリに水を与えるか、
霧吹きなどでカマキリの周囲に水をかけてあげるなどして、
「水を与える」ようにしてください。

あまり構い過ぎないようにする

普段であればある程度は良いのですが
産卵直後は、体調を崩しやすいタイミングで
あることも事実なので、
数日間程度は、あまり構わないようにし、
エサや水など「必要な世話」だけにとどめておくことを
おすすめします。

あまり変に構い過ぎてしまうと、
無駄に体力を消耗したり、
カマキリ自体がストレスをためてしまったり
する可能性もあるので、
そのようなことがないように、注意していきましょう。

なるべく”負担を与えないようにする”ということも
大切なコトです。

弱っているように見える場合は?

産卵直後は、ある程度
行動が鈍くなったり
”いつもとなんとなく違うような”と感じる場合も
出てきます。
ただ、特に問題が無ければ数日程度で
いつも通りの行動・動きに戻っていくと思いますので
(早ければ数時間程度で)
この点は、あまり心配しすぎる必要はありません。

ただし、先ほども書いたように、カマキリにとって産卵は、
命懸けの行為であり、本当に産卵によって消耗して、
弱ってしまっているような可能性も、
実際にありますので、
その場合に関しては、何日経過しても、
回復しませんし、
最悪の場合は、そのまま命を落としてしまうようなことも
実際にあります。

とは言え、
”実際に弱っていた”としても
”一時的に大人しくなっている”だけだとしても、
人間に出来ることは、上でも書いたように、
エサと水をしっかりと与え、
その上で、なるべく必要以上に構わないように
する、ということだけです。

産卵自体は避けられないの?

オスのカマキリであれば、
当たり前のことですが、産卵は行いません。
そのため、どうしても産卵に不安を感じるのであれば
オスの方を飼育すれば、
その心配については、なくなります。

しかしながら、メスのカマキリの場合は
オスとの関りが何もなかったとしても
先程書いたように、基本的には産卵します。

その点については回避しようがないので、
(何らかの病気や体調不良でうまく産卵できない、
とかそういうことはあるかもしれませんが)
これは、飼い主側としても受け入れていくしか
ない部分であるのは、事実です。

ただ、私も何度もメスのカマキリの産卵は
この目で見ていますが
基本的には、何事もなく無事に終わることが
ほとんどです。
なので、必要以上に警戒したり、
怖がったりする必要は、全くないのですが、
それでも、「リスク」があることは事実なので
念のため注意しておきましょうね、というお話です。

必要以上に怖がったりする必要までは、ありません。

エサ・水・構い過ぎない・産卵の邪魔をしない。
この4点さえ把握しておけば、
ひとまずは良いのではないでしょうか。

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