カマキリは人間になついたりするの?その答えは…?

飼育

カマキリは人間に
なついたりするのかどうか。

飼育をしていると、
人間の方に寄ってきたり、
手の平の上で安心した様子を
見せてくれたり
するようなこともあるかと思います。

そういったことがあると
”カマキリがなついてくれている”と
思うようなこともあるでしょう。

では、実際のところ、カマキリが
人間になついたりすることは
あるのでしょうか。

その点についてを
解説していきたいと思います。

カマキリに感情はあるのか…

カマキリが人間になついたり、
この人はいい人だ、と思ったり
することはあるのでしょうか。

これは、ザンネンながら
カマキリにそういう感情はない、
と言われています。
もちろん、実際にカマキリがどう感じているのかどうかは
カマキリたちにしか分かりませんが、
人間になついたり、人間のことを
「この人は〇〇だ」と認識したり
そういったことはない、ということに
なります。

”なついているように見える”
だけ、ということになりますね。

寄って来るのは?

カマキリは飼育をしていると
人間に寄って来るような仕草を
見せることもあります。

これは、なついていて近くに
やってきているわけではなくて、
足場として近づいてきているだけ、
ということになるようです。

カマキリは、手近な足場を
見つけると登って行ったり
することも多く、
例えば、虫かごなどに入れようとすると
虫かごに入ることを拒んで
手の方に登って来たりだとか
そういったこともあると思います。

そういうことがあると、
手の方に登って来たがっている=
なついている、と思ってしまいがちですが
これは、そういう意味ではなく、
単純に手のひらを足場として
登って来ているだけ、ということになりますね。

人間として、飼い主として
認識されている、というよりかは
単なる足場として認識されている…
これが、答えになってくるかと思います。

まぁ、とは言え、
そういう仕草を見るのが
カマキリ飼育の楽しみのひとつだと
思いますし、
なついている、と思いたくなる気持ちも
分かりますが…

人を判別はできる?

人間を「この人は誰だ」と判別
できるのかどうか。

カマキリはそこまでの能力は
持っておらず、
”この人は飼い主の〇〇だ”だとか
そういうところまでは思考が
及ばないモノと思われます。

あくまでも足場、エサ、
そんなぐらいにしか
認識は出来ていないでしょう。

これは、薄情とかそういう
問題ではなく、カマキリのシステム自体が
そうできているので、
人間を認識できなくても
仕方のないことです。

どのような判断をしている?

カマキリたちは
どのようにして判断しているのでしょうか。

先ほども書いた通り
カマキリは人間のことを
特に意識はしておらず
「この人は優しいから」とか
そういう感情は特に
ないものと思われます。

カマキリにとっての判断基準は
「敵かどうか」
「安全かどうか」
こういったものになると言われています。
安全だと認識すれば
カマキリが寄ってきたり、
そういったことはあるかと思いますが
それはなついているわけではなく、
あくまでも”この場所は安全だ”という
そういう判断基準ですね。
この人がお気に入り、とかそういうものではなく
”この場所はいい”と場所として
認識しているものと思われます。

危険を感じればカマキリを身を守るための
行動を取りますし、安全だと感じれば
その場所によってくる、とそういう感じに
なる、ということですね。

安心してもらえる環境を

カマキリはなつく、なつかないの生き物では
ありません。
犬だとか猫だとかそういう
生き物とは違いますからね。

ですが、それでも
”安心”してもらうことは
できるかと思います。
カマキリに安心して貰えるような
環境を作り出すことが出来れば
カマキリも穏やかに過ごしてくれるかとは
思いますし、お互いにとって
悪いことではないかとは思います。

飼育をするのであれば
しっかりと大事にしてあげるようにしましょう。

子供に言う必要はない

カマキリがなつく、なつかないの部分は
子供にわざわざ言う必要はありません。
大きくなって来れば自然に
理解することだと思いますし、
カマキリが自分になついてくれている、と
思っている子供が、カマキリを
大切にするのであれば、
それはそれで良いことです。

わざわざ子供の夢を壊すような真似をする
必要は全くありません。
子供が、このカマキリは自分に
なついている、と思っているのであれば
そう思わせておいてあげた方が、
成長面でも良い事だと思いますし、
変に「カマキリはなついてるんじゃなくて
安全な場所に~」云々なんて
教える必要のないことですから、
そのまま、夢を抱かせておいて
あげましょう。

カマキリがなつく、なつかないは
別に一生知らなくたって困ることじゃ
ありませんし、自分で色々と
知ることができる年齢に
なった時には、自分で
そのことを知れば
いいだけの話です。

まとめ

カマキリは確かに飼育していると
なついてくれているように
見えることもありますよね。

私も、今までに8匹のカマキリを
飼育しましたが
そのうちの3匹目のカマキリは
特になついてくれているような
そんな気がしました。

現実を言ってしまえば
そのようなことは決してないのですが
それでも、なついてくれている、と
思った方が、飼育する側にとっても
良い事なのかもしれませんね。

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