ウスバカマキリとは?あまり見かけることのできない種類!

カマキリの種類

カマキリの種類のひとつ
「ウスバカマキリ」について解説していきます。

私も実際に「これがウスバカマキリだ!」という
個体に出会ったことはないのですが
この種類も、日本に生息しているカマキリの
ひとつになりますね。

見た目は他のカマキリたちと同じような
部分も多いですが、
ウスバカマキリにはウスバカマキの
特徴があります。
それらをご紹介していきましょう。

全体的に小奇麗な感じ

パッと見た感じは
オオカマキリだとかハラビロカマキリだとか
そういった、よく見かける種類の
カマキリとそれほど大きな違いは
見受けられませんが、
ウスバカマキリの最大の特徴の一つとして
全体的に整った感じの、小奇麗な感じに
なっているのが特徴的ですね。

体形に関して言えば
オオカマキリなどは結構ごつごつしたような
そんなイメージになりますが
ウスバカマキリは小奇麗で
スリムな感じの体型になっています。
感じ方は人それぞれですが
全体的に整っている感じですね。

また、色に関しても
綺麗な感じに整っていて
緑色系のウスバカマキリと
褐色色系統のウスバカマキリが
それぞれ存在しています。

生息地はどのあたり?

ウスバカマキリは、日本にも生息している
カマキリの一種で、日本で見かけることも
可能なカマキリではありますが、
オオカマキリだとか、そういう”よく見かけるカマキリ”とは
異なり、あまり多く見かけることはできません。

生息地自体は日本の幅広い場所に
分布されているのですが
個体数が少なく、地域によっては
絶滅危惧種に指定されているほどです。
そのため、軽々とウスバカマキリを見かけるようなことは
できない、というのが現実ですね。

ただし、海外ではウスバカマキリは一般的な
種類のカマキリで
ヨーロッパなど幅広く生息しています。
国によってはカマキリ=ウスバカマキリな
国も存在していて、
国によってずいぶんとウスバカマキリの立ち位置も
変わっています。

サイズはどのぐらい?

ウスバカマキリのサイズは50~60ミリ程度になります。
一般的なカマキリと同じぐらいのサイズに
りますね。
他のカマキリと同様で、基本的には
メスの方が大きめな個体が多いです。

当然、上のサイズは成虫の時点での
平均的なサイズになりますから、
幼虫の時点では小さく、脱皮を繰り返すことで
次第に大きくなっていきます。

色は何色?

カマキリも、種類によって
色が異なります。
ウスバカマキリの基本的な色は
「緑色」と「褐色」の2種類になりますね。

オオカマキリなどのよく見かけるタイプの
カマキリと色に関しては同じです。

カマキリと言うと、緑色を浮かべる
人も多いと思いますが
緑色以外にも褐色色が存在している、
ということになりますね。

ただ、褐色のカマキリは
ウスバカマキリに限った話ではなく
オオカマキリなどの良く見かけるカマキリにも
褐色のものは普通に存在します。

餌は何を食べるの?

ウスバカマキリは、他のカマキリと同様に
肉食の昆虫になりますので、
他の昆虫をそのカマでとらえて
捕食する形になります。

このあたりは、他のカマキリと
変わるようなところはなく
同じような習性になりますね。

エサとして認識するのは
”動いているもの”だけになりますので
ウスバカマキリに限らず、
カマキリを飼育して
”生きているもの以外”を餌として
与える場合には、カマキリの目の前で
爪楊枝などに刺した餌を
生きているかのように、動かしてあげる
必要があります。

↑をすることで、鶏肉だとか
ソーセージだとか”既に生きていない肉”で
あってもカマキリは食べてくれます。

見分け方は?

一見すると、ウスバカマキリは他の
オオカマキリやチョウセンカマキリなどと
似ていて、見分けにくいですが、
前脚(カマの部分)に見分けることのできる
特徴的なポイントが存在しています。

その特徴というのが、前脚の付け根の部分に
黒い模様がある、ということですね。
オオカマキリとチョウセンカマキリは
ウスバカマキリと似ていますが、
この特徴はウスバカマキリにしかなく、
他のカマキリとは異なる部分になりますので、
他のカマキリと見分けるポイントの一つになっています。

飛ぶことが得意なほう

ウスバカマキリは他のカマキリと
比べると飛ぶことが得意な部類のカマキリで、
オスでもメスでも、基本的に
(ケガなどをしていなければ)飛ぶことが
できるカマキリになっています。

オオカマキリなどの場合
オスは飛べる個体が多いですが
メスはどっしりとした感じで
重量感があるために、
中にはほとんど飛ぶことのできない個体も
存在しています。
(そういった個体は翅を飛ぶためではなく
威嚇に使う用途になりますね)

が、ウスバカマキリに関しては
飛ぶことができる個体がほとんどなので
他のカマキリと比べれば飛びやすい個体に
なります。

どのぐらいまで生きるの?

ウスバカマキリの寿命は
どのぐらいなのかどうか。

この点については、他のカマキリと
大きく変わる部分はありません。
春頃に卵から孵化して、
その後夏にかけて脱皮を繰り返していき、
成虫になっていき、
夏の終わり~秋ごろには成虫となります。
その後は交尾活動などを行って
子孫を残す行動をしたあとに
秋の終わり~冬にかけて
その一生を終える、と言うことになりますね。

ウスバカマキリに限った話ではありませんが
カマキリは1年も生きない昆虫で、
その寿命は非常に短い、というのも
特徴的な部分の一つになっています。

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