カマキリを飼育する上での適温とは?どのぐらいの温度にすればいいの?

飼育

カマキリを飼育する際の
「室温」はどのぐらいが良いのか。

カマキリを飼育するとなれば
「できるだけ長生きしてほしい」と
思う人もいると思います。

当然、どんなに飼い主側が気を付けていても
カマキリ自体、身体の作りが何年も生きるような
昆虫ではありませんので、
限界はありますが、
それでも、室温などに気を遣ってあげることでも、
ある程度、カマキリの寿命を延ばすことは
決して不可能なことではありません。

では、カマキリにとって最適な気温とは
どのぐらいになるのでしょうか。
その点についてみていきましょう。

寒すぎず、暑すぎずがベスト

カマキリの室温が具体的に「何度がベスト」か、の
数字的なデータはあまりありませんし、
”カマキリの種類”によってもこのあたりは
変わってきますので何とも言えませんが、
日本国内で主に見かけることのできるカマキリの場合だと
基本的に「暑すぎないこと」そして「寒すぎないこと」が
ポイントになります。

当然、他の昆虫の多くもそうですが
真冬の気温はカマキリにとっても非常に大きなダメージに
なりますし、寿命を縮めてしまう可能性があります。

その一方で暑ければ暑いほど良いのか、
と言われると決してそういうことでもなく、
30度を超えるような気温の場合に関しては
”暑すぎ”で、カマキリに負担をかける可能性も出てきます。

もちろん、熱帯地方に生息しているようなカマキリの場合は
そうとは限りませんが、
オオカマキリやハラビロカマキリなど、
日本国内で主に見かけるようなカマキリの場合
「暑すぎ」も逆にマイナスになってしまう、
ということですね。

暑すぎる場合、カマキリは元気そうに行動していることも
多いですが、身体には負担になっている可能性がある、
ということです。
(真夏の気温の方がカマキリ自体の動きは活発になることが多く、
気温が低ければ低いほど、カマキリのテンションも低い…
というか、動きが鈍い状態が続きます)

当然、寒すぎるのはカマキリにとって
大変大きな負担になりますから、
この点に関しても、注意をしてあげる必要があります。

冬場は「寒さ」に注意

先ほど「暑すぎ」はNGと書きましたが
冬場に寒さは当然、それ以上に
カマキリにとって大きなダメージになってしまいます。

そもそもの話、カマキリの寿命は「冬」には
尽きることが多く、
どんなに健康なカマキリであっても、
既に肉体的には「だいぶきつい」状態になっている
ケースも多いのです。

そのため、夏の暑さ以上に、
冬の寒さはカマキリにとって”トドメ”になってしまう可能性があります。

しっかりと室温に関しては
”ある程度の暖かさ”を維持しておくようにし、
人間と同じ部屋に、カマキリが生活している虫カゴも
一緒に設置しておくことをおすすめします。

冬場であれば、人間が生活している部屋なら
大抵の場合は何らかの暖房器具である程度の
室温に調整していると思いますから、
その部屋にカマキリも一緒に置いておく、
という感じですね。

人間が過ごしている部屋と別の部屋に置いておくと、
寒すぎてカマキリにとって大きなダメージになりますし、
かと言って”カマキリのいる部屋を暖めるため”に
暖房器具を使うのも、
ストーブの場合は色々危険も伴いますし、
電気代や節電の観点から見ても、あまりおすすめはできません。

自分たちがいつも過ごしている部屋にカマキリも
持ってきて、そこで一緒に過ごす…というのが
一番ベストな選択肢になるのではないでしょうか。

夏場も「暑すぎ」に注意しながら飼育する

先ほども書いた通り、
カマキリは「暑ければ暑いほど良い」と、
いうことではありません。

”暑すぎる環境”では、逆に
カマキリにとってダメージを与えてしまうことに
なりかねませんので、
夏場に関しては”暑すぎ”の状態になってしまわないように、
飼い主側が注意していく必要があります。

ただ、カマキリにとってダメージになってしまうような
気温は、当然人間にとっても「暑い」と思いますから
多くの場合は冷房や扇風機などを使って
ある程度気温を下げたりするケースがほとんどだと思います。

人間が真夏に快適に暮らせるような室温になっていれば
カマキリにとっても、ちょうど良いぐらい
(冷やしすぎはNGですが)になりますから、
人間が快適に過ごせるぐらいの室温に調節して、
その部屋に一緒にカマキリも置いておいてあげる、
というような感じがベストかと思います。

わざわざ違う部屋にカマキリを置いていると、
暑くなりすぎてしまったり、
エアコンを掛けたりすれば”2部屋分エアコンを使うことになり”
無駄になってしまいますから、
総合的に見て、同じ部屋で過ごすのが一番良いのでは
ないでしょうか。

暑すぎず、寒すぎずがベスト

そう言われてもなかなか難しいとは思いますが
カマキリにとっても「暑すぎず」「寒すぎず」が
ベストです。

幸いなことに、夏場の場合は
人間がクーラーを使って、寒すぎないぐらい程よく
冷やした部屋の気温は、カマキリにとっても
特に問題ないですし、
冬場の、ストーブなどで暖めた部屋であれば
これもカマキリにとって毒になってしまうような
ことはありませんから、
”人間が快適に過ごせる部屋でカマキリも一緒に過ごさせてあげる”
というような感じを意識すると
良いかと思います。

上手く行けば、3月ぐらいまで生きたり、と、
自然環境で過ごすよりも、大幅にその寿命を
伸ばすことも可能です。
(もちろん、どんなに注意していても、ダメなときはダメですから
その点も理解しておく必要はありますが)

タイトルとURLをコピーしました