カマキリを飼育してみたい!
けれど、うまく育てられるかどうか
自信がない!
…と、いう人もいると思います。
カマキリの飼育はそれほど
難易度の高いものではありませんが、
それでも、やはりいろいろと
気を遣わなくてはいけない部分もありますし、
最初はうまく行くのかな?と思う人も
いるでしょう。
また、カマキリの飼育の経験があっても
何らかの原因で長生きさせて
あげられなかった…ということも
実際に起こることです。
そこで、カマキリ飼育に自信がない人には
”成虫からの飼育”をおすすめします。
成虫であれば、幼虫から育てるよりも
はるかに難しいことが少なくなります。
成虫からの飼育が入門に最適!
カマキリの飼育が初めてだったり、
少しでも簡単に…という人には
”成虫”からの飼育をおすすめします。
と、いうのも成虫の段階になっていると
カマキリもある程度安定していますから、
比較的長生きしてくれる可能性は
高くなります。
身体が完成している状態なわけですし
そこまで生き延びた個体なわけですから、
幼虫からの飼育に比べると
色々な事故も起こりにくいです。
そういった意味では、
カマで攻撃されるなどの点を除けば
成虫からの飼育のほうが
はるかにハードルは下がるでしょう。
その理由やポイントについても、
下記で解説していきます
脱皮が終わっている
まず、カマキリの成虫は脱皮が
終わっています。
飼育する上で難しいポイントの一つが
この”脱皮”なので、
それがないということは
まず、楽なポイントの一つになります。
脱皮は、場合によっては
失敗してしまうこともあり、
その結果、カマキリが命を落とすような
こともありますし、
脱皮の最中にどうしたらいいのか
分からない、なんてことも
出てきてしまいます。
それがない、ということは
初心者にとっては優しいことですし
やりやすいことであると思いますね。
ある程度頑丈になっている
成虫になっていると
カマキリもそこまで生き延びてきたわけですから
ある程度頑丈になっています。
幼虫であればあるほど、ちょっとしたことで
命を落としてしまったり
することもありますから
そういう可能性が低くなっている、
という意味では、育てやすいはずです。
小さいうちだと、本当に小さいので
飼育する場所も大変ですし
”どこに行ってしまったの?”なんてことに
なってしまう可能性もありますし
なかなか大変です。
エサをあげたりするのにも苦労するでしょう。
ある程度成長していて、
身体が出来上がっている状態のほうが
飼育はしやすいはずです。
孵化の部分もない
卵から育てるとなると、さらに難易度は高く
孵化の部分も、見なくてはいけません。
そもそも、卵が無事に冬を越せるかどうかも
環境によって左右されますし、
生まれてくるときには大量の
カマキリの幼虫が出てきますから
その対応も大変ですし、
幼虫は多くの個体が成虫になることが
できないまま犠牲になるのも事実です。
ここからの飼育は初めての場合は
非常に難しいと思いますから
やはり、成虫からの飼育のほうが
良いでしょう。
見つけやすい、見失いにくい
カマキリの幼虫…
特に小さい段階のときは
非常に小さく、見つけにくいです。
もしも飼育中に自宅で見失ってしまったら
そのまま見つけることができない!
なんてことにもなってしまいかねません。
また、捕獲の際にも
幼虫の時のほうが当然、
見つけにくいですし、
捕獲も(攻撃される可能性を除けば)
幼虫のほうが難易度が高いように感じます。
捕獲する際に見つけにくく、
見失いやすいのが幼虫です。
逆に、成虫であれば身体が既に
大きくなっているので
カマキリを見つけやすいですし、
動きに関しても、幼虫に比べると
若干遅い感じ(じっとしていることが多い)ので
捕獲もやりやすいかと思います。
捕獲後も、あのサイズであれば
よほど長時間目を離していなければ
見失うことはないでしょう。
そういう意味でも、飼育は
楽になっているとことだと思います。
成虫のほうが難しい部分は?
成虫になったあとのほうが
飼育は全体的に見れば簡単です。
これまでにも書いてきたような
ポイント的にも、
飼い主にとって難しい部分は
終わっていますから
成虫から飼育のほうが
飼い主にとってははるかに簡単でしょう。
ただ、成長のほうが
難しい部分もあります。
ひとつは「飛ぶこと」ですね。
基本的に飼育中にブンブン
飛び回るようなことはないですし
カゴの中ではまず飛んだりしません。
家の中で放し飼いのような状態で
遊んでいたとしても
積極的に飛ぶような生き物ではありません。
が、それでも成虫には羽がありますから
時折飛ぶこともあります。
そういったときに
人によってはびっくりしてしまうような
こともあるかもしれませんね。
カマキリが急に飛んできたときに
とっさに振り払ったり
(カマキリがダメージを受ける可能性があります)は
しないように注意しておきましょう。
それさえ注意しておけば特に
問題はないかとは思いますが
一応覚えておきましょう。
なお、カマキリはすべての個体が
飛べるわけではなく、
個体によっては軽くジャンプする
程度だったり、
全く飛べないような個体も
時々います。
他の難しい点としては…
攻撃に注意、ぐらいでしょうか。
カマが幼虫時代よりも成長していますから
その点に関しては
気を付けたほうがいいですね。