カマキリを飼育する際には、
虫かごで飼育している人が多いかと思います。
しかし、飼育時の不注意などで
カマキリが逃げ出してしまったりして、
再び捕まえるのに手間取ったり、
最悪の場合は、カマキリを見失ってしまって
そのまま逃げられてしまったり…、ということも
場合によっては起きてしまうかもしれません。
そのようなことになってしまわないためにも、
どのようなケースで”カマキリが虫かごから逃げてしまう可能性があるのか”、
この点をしっかりと理解しておき、
そのようなことが起きないように注意しましょう。
カマキリが虫かごから逃げてしまう原因と対策を
それぞれお話していきます。
不注意さえなければ基本は大丈夫
カマキリはそんなに積極的に虫かごから
抜け出そうとするような動きをするわけではありませんので、
飼い主側が”不注意”さえしなければ、
基本的には早々逃げられてしまうことはありません。
ただ、当然のことながら
カマキリたちからしても”自由”が目の前に広がっていれば
逃げようとするのは当たり前のことなので、
その点は、飼い主の側がしっかりと注意しなければいけません。
どのようなところに注意すれば良いのか。
その点を見ていきましょう。
エサを与えるとき
まず、カマキリが虫かごから逃げ出してしまうパターンとして
考えられるのは、”餌を与えるとき”です。
エサを与えるときには当然のことながら、
カマキリに餌を与えるために、
虫かごの出入り口を開けるなどする必要があります。
もちろん、虫かごの隙間からソーセージの破片などを
つまようじなどに刺して、そこからあげる方法もありますが、
あげる餌や虫かごによってはなかなか難しいことも
あるのではないかと思います。
カマキリは別記事でも書いた通り
エサを虫かごの中に放り込んでおくだけでは
食べてはくれませんので(それが生きている虫などで
ある場合は別ですが)カマキリの視界の前などで
動かしてあげる必要があり、そのためには虫かごなどを
開く必要があります。
ただ、餌を与えるタイミングでは、カマキリの方を
ちゃんと見ているケースが多いために油断さえ
しなければ大丈夫だとは思います。
とは言え、カマキリからすれば”逃げ出すチャンス”で
あるのは事実なので、
逃がしたくない場合はしっかりと餌やりの際には
油断しないようにしましょう。
(虫かごを開けない方法で餌を上げるのであれば
気にしなくても大丈夫です)
外に出して遊ぶとき
カマキリを飼育している際には、
外に出して遊んだりすることも、
場合によってはあるかと思います。
ただ、このタイミングも
”カマキリに逃げられてしまう可能性のあるパターン”の一つで、
当然、虫かごから出して遊んでいれば、
カマキリは自由に動くことができますので、
逃がしたくないのであれば、注意が必要です。
特にベランダや庭などで遊んでいる場合、
そのまま敷地内から外に逃げる可能性があるので、
しっかりとカマキリの行動は見守るようにしましょう。
屋内の場合は、最終的にはまた見つけられる可能性も
高いですが、それでも一度見失ってしまうと厄介ですし、
カマキリにとっても危険(例えば家の中で気付かずに踏んでしまうなど)な
状態になりますので、
カマキリを虫かごから出して遊ばせる際には
”ちゃんと目を離さないようにする”と、いうことが
大切になります。
この点はしっかりと覚えておきましょう。
清掃などをするタイミング
カマキリはそこまで虫かごの中を汚す感じの
昆虫ではありませんが、
それでも、ずっと掃除をしないと
やはり、虫かごの中は汚れていきますので
ちゃんと掃除をしてあげることも重要です。
この”虫かごの掃除”のタイミングも
逃げられてしまう可能性のあるタイミングの
一つになりますので、
注意が必要です。
一時的に他の容器に移動させてあげるなど、
カマキリの安全と、そして逃げられないようにする人間的な都合の部分を
上手く両立させて対応していくことが大切です。
容器の隙間が大きすぎる場合
カマキリを飼育している容器の隙間が
大きすぎる場合、その隙間から
カマキリが外に出て行ってしまう可能性は
十分に考えられます。
カマキリは”思ったよりも”上手く隙間などを
潜り抜けることができるので
虫かご、あるいは虫かご代わりにしているような容器の
隙間がある程度大きい場合は注意が必要で、
場合によっては”気付いた時にはカマキリがいなくなってた”
なんてことも考えられます。
そのようなことになってしまわないためにも、
カマキリを飼育する容器は”あまり隙間が大きすぎないもの”を
選んでいくようにして下さい。
カマキリはサイズが大きいので、
ついつい油断してしまいがちですが、
出ようと思えば出れてしまうこともあるので、
その点は注意をするようにしましょう。
逃がしてしまった場合はどうすれば?
虫かごから逃げられてしまっても、
カマキリはサイズが大きいですし、
そんなに高速移動するわけではありませんので、
家の中であれば、見つけることはそんなに難しくは
ないかと思います。
(ただ、場所を見失っている時は、思わぬ場所から
出て来る可能性もありますから、
急に出てきたことに驚いて踏んでしまったりだとか、
そういう事故が起きる可能性があります)
慎重に探していくようにしましょう。
ただ、外で逃がしてしまった場合は、
そのままどこかへに行ってしまったり、
成虫の場合は飛んで行ったりしてしまう可能性も0ではありません。
屋内の場合はともかく、逃がしてしまいたくない場合、
屋外の場合は、特に注意が必要になります。